本日は和歌山市内の公立中学校の入学式でした。僕は案内をいただいている市立日進中学校の入学式に参加させていただきました。
こここで感じたことは、先月、3月まで小学生だった子どもが、今日から中学生になり、入学式に出席した生徒の制服はダブダブ感があり初々しさを感じたことです。制服を着用すると一気に大人への入り口に差し掛かっているように感じられます。体育館は楽しい中学校生活が始まるような空気に包まれていました。
また校庭の桜の木は咲き誇っていて、入学式をお祝いしているようでした。やはり卒業式や入学式には桜の花が似合います。保護者の皆さんは子ども達の笑顔の写真を、桜の木の下で撮影していました。春にだけ見られるこの光景は、誰が見ても微笑ましくなり応援したくなるものです。

さて入学式では校長先生の挨拶、在校生代表の生徒会長から歓迎の挨拶があり、新入生は希望に燃える中学校生活をスタートできたように思います。
自分の時を思い返すと、中学校に入ると制服を着用し、授業も専門科目に分かれたので、少しだけ大人になったような気がしたものです。本日、新しい教科書を受け取った新入生も、同じように感じていたと思います。
続いてお隣の県立向陽中学校の入学式の場面にも立ち会いましたが、学校内および校門で保護者と新入生が記念写真を撮影する姿がありました。ここでも保護者や先生から、今春から始まる中学校生活の祝福を受け希望に向かってスタートする春に見られる光景がありました。校門から入り、職員室を抜け、打ち合わせ場所の数学の教員の部屋に入ると、高校時代の懐かしい数学Tや数学U・Bの参考書が本棚にありました。

高校時代には本当に悩まされた科目ですが、今日、これらの参考書を見ると懐かしく感じられました。数学の先生に「本棚を見ると、昔と同じタイトルの参考書が並んでいますね」と尋ねたところ、「この参考書は数学のバイブルですから変わっていないですよ」と答えてくれました。
今も昔も、その道のバイブルともいえる存在の本は偉大で、もしかすると今の在校生も「悩んでいるのでは」と思うと微笑みが出てきました。僕は「数学が苦手でも時が経つと懐かしい思い出に変わっていくから心配しないで」と、数学の苦手な在校生に語りかけたくなりました。学生時代、勉強をしても勉強しすぎることはないので、しっかり勉学に励んで欲しいと思います。大人になると数学の勉強がしたくてもできる時間がなくなりますから、今のこの時を大切にして欲しいと思いました。そして数学の先生の部屋をお借りして、向陽高校創立110周年記念式典についての打ち合わせを行いました。内容は、向陽高校卒業生の候補者に記念講演をお願いし、記念式典の内容および向陽高校に関係する来賓の方々を選び招待することを検討することにしました。
創立以来110年もの歴史を重ねてきた向陽高校に、今年も新入生が入学しました。これからの時代を背負ってくれる新入生の皆さんの学校生活を応援しています。これからの3年間の成長を願っています。
- 「KAKKIN WAKAYAMA」役員会に参加しました。来月末に予定している総会資料の確認と役割分担の打ち合わせを行いました。
- 相談を受けて尊敬する先輩のいる一般社団法人を訪問しました。先輩の回答は素晴らしく「さすが先輩」と思えるものでした。自分の利益は二の次で、自分のことよりも人のことを優先させる生き方は「さすが」だと思いました。