
和歌山市から紀の川の上流まで走りました。ここからの景色は春の兆しを感じる中、とてもきれいで、小説「紀ノ川」の舞台であることを感じさせてくれました。春のやさしい風と早桜が咲く景色は「さすが紀の川」と思わせてくれました。この景色を毎日見ながら暮らしている友人は「とても心が癒され贅沢な眺めだと思います。ストレスを解消してくれる景色なので、ここからの紀の川は最高です」と話してくれました。和歌山県にとって紀の川は水源なので「母なる川」とされています。豊富な水を供給してくれる大切な川の流れなのです。

和歌山県には自然が与えてくれる自然の世界がありますが、紀の川も間違いなく大切な自然であり、眺めているだけで癒してくれる景色だと思います。普段、和歌山市内で見ている紀の川と、この場所で眺める紀の川は違っています。生活の一部になっている紀の川は、人の営みと共にあり悠然と流れています。ほとりにはみかんやキウイフルーツの木があり、桜も咲いています。私たちに自然の恵みをもたらしてくれる紀の川であることが分かります。そして紀の川沿いに吹く暖かく爽やかな香りの風が、春の訪れをいち早く感じさせてくれました。
「春はセンバツから」と言いますが、ここに立つと「春は紀の川から」と思います。日常生活で季節を感じる機会は少ないのですが、今日の紀の川の景色は春めいていく季節を感じさせてくれました。
紀の川の景色を案内してくれた友人に感謝しています。
花蓮縣とオンライン会議を開催しました。議題は花蓮縣の空港と熊野白浜リゾート空港との間でチャーター便を運航させることについてです。これまでもチャーター便の運航を目指した取り組みを行っていますが、花蓮縣から先月から今月にかけての報告をしてくれました。
「台湾の航空会社は現在、空きのある飛行機がなく、チャーター便を飛ばせるとしても乗務員の手配もできない。少なくとも年内の運航は難しい」という見解でした。台湾は台北と香港の定期便があり関西空港との間でも増便しています。また台北と神戸空港との間でも運航しているので機材に余裕がありません。そのため和歌山県との間でチャーター便の用意ができないということでした。先週までは「今年の5月か6月、または9月か10月にはチャーター便は可能だと思います」と経過報告を受けていただけに残念です。但し、花蓮縣は懸命に働きかけをしてくれているので、この後は「他の航空会社に働きかけてみる」ことを約束してくれました。
また花蓮縣政府は「是非とも和歌山県との間でチャーター便を運航させたい。そのために全力で航空会社と話をする。和歌山県政府関係者には継続して運航のための取り組みをお願いしたいし、是非とも花蓮縣に来てください。現在、熊本県や福岡県とも地元産品の取り扱いについて話をしていますし、大阪とも友好関係の協議をしています。
現在、台北と日本との間で飛行機を増便させていますが、台東と日本の間で運航している飛行機はありません。台東と和歌山県の間でチャーター便、定期便を運航できれば、新たな観光ルート、産業ルートができると思います。花蓮縣のゴルフ場はとても素晴らしいので、少人数のツアーでも良いからゴルフと観光で来ていただきたいと思います。花蓮縣の観光とゴルフは、日本からの観光客に満足してもらえると思います。私たちは和歌山県の空港と是非とも結びたいと思います」と伝えてくれました。
有難い話であり、最低限、チャーター便は飛ばしたいと思っています。今後とも花蓮縣政府、関係者と連携しながらチャーター便の実現に向かいたいと考えています。