活動報告・レポート
2025年3月17日(月)
ウインズ平阪さん
ウインズ平阪さん
ウインズ平阪さん

ウインズ平阪さんが和歌山県庁を訪ねてくれました。要望のあった「幻カレー」を一緒にいただきながら懇談、場所を変えて懇談の時間をいただきました。ウインズ平阪さんの話は、毎回、心でしっかりと受け取れる内容です。

  1. 表舞台に立つためにはお金が必要です。自分がいい気分になるためにはお金が必要なので、出演料がいるのは当然のことです。一方、舞台裏は表に出る人を支える役割なので、お金をもらうことができます。どちらが良いかの選択は自分次第ですが、お金を支払う立場とお金をもらえる立場の違いがあります。これは芸能界以外でも同じことだと思います。
  2. 身の丈という言葉がありますが、自分が集められる規模の会場でコンサートをやることが良いと思います。100人集められると思えば80人ぐらいの会場でコンサートを計画すると良いのです。立ち見のお客さんが出るぐらいの方が盛り上がります。またチケットを入手できない人がいると「次のコンサートは行きたい」と思ってくれるので、次回のコンサートのお客さんになってくれます。たくさんのお客さんに来てもらいたいと思って背伸びをした会場を選定すると、空き席が出たり、途中で帰ってしまうお客さんがでてきます。これだと印象が悪くなります。
  3. ヒットを飛ばすと、その曲のピークは短くなります。ところがそれほど売れなければ息の長い曲になります。ヒットを飛ばし続けることは難しいことですが、売れると、毎回、それを目指さなければならないと思ってしまいます。ところがそこそこで良いならそんなプレッシャーはありません。どちらが良いのか考えてみるべきです。これは人生と同じです。
  4. 和歌山県にぶら下がって歌わせてもらっています。和歌山県があるからウインズ平阪があるのです。その順番を間違ってはいけないと思っています。ウインズ平阪が和歌山県を歌っていると思うのは驕りですから、和歌山県のお陰で歌を歌うことができると思っています。だからこれからは和歌山県に恩返しです。
  5. 日常的によく聴く曲、テレビやラジオ、ユーチューブでよく流れてくる曲が良い曲と思うのです。曲に良い悪いはないので、良く聴く曲が良い曲なのです。だからコマーシャルやユーチューブで流してもらうことが良い曲の条件です。人は会った人や聴いた曲に好印象を持ちます。「ジョーシン電機」の曲が長く歌うことができているのはコマーシャルのお陰です。
    何度も聴く曲が好きな曲になるのです。
  6. 紀の国わかやま国体のイメージソング「明日へと」を褒めてくれる人がいますが、若い人にとっては「もう古い曲」なのです。何年も前の曲だと印象づいてしまうと古い曲になってしまうのです。企業のテーマソングやコマーシャル曲に採用されると、何時の曲か分からないので、若い人も新鮮に感じてくれます。

以上のような話です。前回、ウインズ平阪さんから「和歌山県の良いところや活性化に必要なこと」を聴きましたが、その要点をまとめたものを平阪さんに渡しました。ウインズ平阪さんはペーパーを読んで「僕が言ったことよりも上手く要点をまとめています。これだととても分かりやすく人に伝えることができますね。僕の『タメにならない話』を『タメになる話』に転換させてくれています。片桐さんはとても聴き上手ですね」と話してくれました。

「平阪さんはネタが新鮮で豊富なので、まとめることは難しくありません。ネタが豊富なので加工しただけです」と答えました。

ウインズ平阪さん

デビューしてから何十年も歌い続けることができていることは人柄と実力のなせる業ですし、これからも和歌山県の音楽シーンをリードし続けてくれる存在だと思います。

ある調査で「ご当地ソングベストテンランキング」がありますが、それによると三重県は鳥羽一郎さん、和歌山県はウインズ平阪さんが上位を独占していました。知事から「ウインズ平阪さんは和歌山県の独占企業ですね」と称えられていました。

また「男性アイドル歌手が地域活性化になる」ことや「近くにいる男性に人気が出て売れ始めると、周囲の男性の嫉妬が出てくるので引きずり落とされる」ことの話があり、この話を聴いた知事は「おもしろい視点で参考になります」と反応していました。

一緒にいて「タメになる話」を聴くことができました。

その他
  • 県教育委員会と高校生ダンスコンテストに関する話し合いを行いました。今夏のコンテスト開催に向けて協力をいただいています。
  • 台湾・花蓮縣と熊野白浜リゾート空港との間のチャーター便に関するオンライン会議の日時を調整しました。今年の運航を目指しています。