昨年一緒に台湾を訪問した方と二人で、台湾と熊野白浜リゾート空港間のチャーター便の話を行いました。令和6年10月に、チャーター便運航などの件で台湾を訪れましたが、それ以降、定期的にオンライン会議を行っています。今週、台湾とオンライン会議を予定しているので、和歌山県側でその前段の打ち合わせを行いました。
先方は花蓮空港から熊野白浜リゾート空港へのチャーター便を検討してくれていて、台湾の某航空会社が興味を示してくれているので、和歌山県側として受け入れ態勢を整える必要があります。花蓮縣からチャーター便で和歌山県に来てくれると帰路の乗客が必要となります。地元旅行会社の協力が必要なので依頼をしているところです。
また有難いことに花蓮縣では「今年中にチャーター便を二便飛ばすことを検討しています。二便を飛ばしてから状況を見て、その後の定期便につなげることが最終目標です。それを目指した姿で会議を行いたいと思います」と話してくれています。
私たちにとって有難い提案で、それを目指して定期便につなげたいと二人で話し合いました。
熊野白浜リゾート空港が国際線化してからベトナム、韓国との間でチャーター便を運航した実績があり、令和7年度は台湾との間でチャーター便を運航させたいと取り組んでいますから、何としても実現に漕ぎつけたいと考えて話し合っています。
加えて熊野白浜リゾート空港の滑走路は2,000メートルですが、将来2,500メートルへの延伸に向けて検討を行っているところです。延伸のための費用を考えると「絶対に国際線のチャーター便をうまく成功させ、その次の定期便につなげなければならない」と話し合いました。県予算が伴う滑走路の延伸事業ですから、現在の便がそのままで増える見込みがないようでは話が土台に上りません。できる限り関係を築いている台湾との友好関係を元に、新年度での運航を実現させたいと考えています。
また打ち合わせの中で、地方空港を拠点としている航空会社が複数あることも伝えてくれました。地方空港を拠点として採算が取れている空港会社があれば、和歌山県でも可能性はあるという話です。これは限りなく難しい課題となりますが、頭の片隅に置いておきたいと思っています。
ご一緒した方は「とにかくやってみないことには実現できません。私の人生の中で活動できる期間は限られているので、今やれることをやっています。あと10年も15年も活動できることはありませんし、20年後にはこの世にいないかも知れません。忙しくて大変ですが、私に話をいただきやれることを嬉しく思っています。だから今は充実した毎日を過ごせています」と話してくれました。
そして笑いながら「ガソリン代や高速道路代だけでも毎月5万円から6万円かかっているので経費負担だけでも活動するのが大変です」と話してくれたように、ほぼボランティアとして活動しているので本当に凄い方だと思います。
チャーター便の話を終えた後、プロバスケットチームの活動と支援について話をしてくれました。「和歌山県は何故かプロスポーツが盛り上がらないので私はやれる限りのことをして応援しています。来週は橋本市長のところを訪問する予定です。地元にあるプロチームを地元の人が応援しないようでは、和歌山県として寂しいことです。応援の輪を広げたいと思っているので、こちらも協力を頼みます」と話してくれました。
この熱心さが周囲の人に伝わっているのだと思います。少しずつですが応援の輪が拡大しているように感じます。