今年最初の「ゴールド笑の会」が開催されました。会員の半数が出席して会員同士の交流と会話を楽しみました。また会員の宮本年起さんが叙勲を受けたので、その報告を聴かせてもらいました。
皇居で天皇陛下にご拝謁できたことに感動しました。その後、叙勲を受けた私たちが県庁で知事と面談することになりました。叙勲を受けた人を代表して挨拶をさせてもらうことになりましたが、私は原稿ではなく自分の言葉で感謝の気持ちを伝えたいと思い、挨拶の言葉を考えました。前日の夜、少し不安があったので書き上げた原稿を読もうかなと思ったこともありましたが、やはり違っても良いので原稿なしでしゃべることにしました。

知事に話したことは「叙勲は自分が受けたものではなくて、これまで自分を支えてくれた人がいたから受けられたものです。友人やお客さんがそうです。みんなに支えられ教えられてここまで来ました」。
(後ろを振り返って)皆さんもそう思いませんか。そう思う人は手を上げてください。(全員が挙手しました)
皆さんも私と同じ思いです。自分一人でもらったものであれば、人生の役割を達成したように感じ、ここが人生のゴールだと思ってしまいますが、みんなの支えでもらえたものなので、ここからスタートだと思うようになりました。今、こうして笑顔でいられるのはみんなのお陰です。これからはなお一層、社会に貢献できるよう、評価してもらった役割を果たしていきたいと思います。
以上の趣旨の挨拶をしたと話してくれました。実は事務局から事前に挨拶原稿案を受け取るのですが、前述のとおり宮本さんは自分の言葉で感謝の気持ちを伝えたのです。これまでの代表挨拶は原稿の挨拶文を読んでいたのですが、自分の言葉で挨拶をしたのは今回が初めてだったそうです。
この時、同じ部屋にいた担当の職員さんは「入庁して何十年にもなりますが、最も感動しました」と言葉をくれたそうです。
心からの言葉は人の心を動かします。自分の言葉で語ることの大切さを教えてくれました。このことは勿論、原稿を読むことを否定するものではありません。原稿を読んでも心を込めて話すと伝わるものがあります。これは人それぞれのやり方の違いがあるだけです。

宮本さんから叙勲の感想と感動の話を聴かせてもらった後、今日の記念に腹話術とマジックを披露してくれました。これまでも時々、宮本さんはこの会で腹話術とマジックを披露して場を和ませてくれています。叙勲の記念として腹話術のテクニックを行った後に簡単な指導とマジックの種明かしをしてくれたので、歓声と笑い声で会場は賑わいました。
僕も輪ゴムと五円硬貨を使ったマジックに挑戦しました。種明かしをしてくれたのでやり方は分かりましたが、テクニックが必要なので「練習してください」とのことでした。
また和歌山市の課題についての話も交わしました。
- JR和歌山駅から日根野駅行の快速は、現在1時間に4本運行があり、天王寺駅までの移動時間は88分です。以前は1時間に3本で、天王寺駅までの所要時間は75分だったそうです。JR和歌山駅から天王寺駅までの所要時間が長くなっているので改善を求めているところです。
- コロナ禍以降、JR和歌山駅から関西空港までのリムジンバスの本数が減少したままです。

本数を増やすためにはバス会社の協力が必要ですが、JR和歌山駅東口にはリムジンバス駐車場がありません。そこでリムジンバスの駐車場が確保できれば、本数を増やすことも可能だということです。
「ゴールド笑の会」では、いつも交流機会と研修の機会を確保しています。今回も得られるものがありましたこと感謝しています。