出張で県外の各都市に滞在した経験を伝えてもらいました。デジタル系の仕事で一つの都市に約一か月滞在して、コンサルと施工をしているエンジニアの方と意見交換したことをまとめました。
1.デジタルインフラのコンサルと施工の仕事で県外の各都市に出張しています。昨年秋以降は愛媛県、千葉県そして茨城県に滞在してきました。今春は札幌市や沖縄県にも出張する予定です。
各企業は次世代のデジタル装置を設置して、時代に対応しようとしていますが、残念なことに和歌山県内での仕事はほとんどありません。和歌山県は未開の市場のひとつになっています。それほど導入が遅れていると思うのですが、県内の中小企業に説明をしても反応がほとんどないので、必要性を感じていないのか、先行投資を躊躇っているのかだと思います。
会社は大阪市内にあり、市場は全国なので和歌山県の市場を重要視していないかも知れませんが、それにしても寂しい状況だと感じています。
2.令和6年11月、愛媛県松山市に滞在している時のことです。松山市内のホテルは満員で連泊できないばかりか、市内の中心地でホテルを確保することも困難でした。
その理由は、松山市内がインバウンド観光客で溢れていたからです。松山空港と台北間は直行便が就航しているので、市内は台湾からの観光客で一杯でした。松山城、道後温泉、そして商店街の大街道の約80パーセントは台湾を始めとするアジアからの観光客だったと思います。
松山空港からリムジンバスで松山市に入れ、松山駅や中心地の大街道にも止まります。
大街道を中心に松山城や道後温泉への移動は20分圏内となっています。路面電車があるので利用すると短時間で移動が可能なのです。私たちビジネスの人も観光客もこれを利用すれば便利で街中を周遊できます。路面電車は利便性が高く、観光都市としての機能を果たしていると思います。
大街道でも台湾からのお客さんが多く、産地直送のミカンなどが販売され、地元のフルーツが人気でした。
3.この光景を見ると和歌山県は良いところなのに「もったいないなぁ」と感じました。今日、片桐さんから熊野白浜リゾート空港と台湾との間でチャーター便を運航させたいという話を聴きましたが、是非、実現させてください。白浜町の温泉は道後温泉よりも良いと思いますし、温泉と白良浜、そしてパンダはインバウンド観光客に受け入れられると思います。
現在、台湾からの直行便がないので台湾からのお客さんが少ないと思いますが、直行便があれば松山市のようになると思います。
今のままではインバウンド観光客は他の地域に行かれていますし、デジタルも遅れを取っています。デジタルデバイドと言う言葉がありますが、和歌山県はそんな状況にあると思います。僭越ながら、危機感を感じるべき状況だと思います。
4.もう一つ氣になるのが公立学校のデジタル環境です。WiFi環境の整備が遅れているように感じます。学校教育の教材もデジタル化が図られていますから、インターネット環境も設備しないといけません。知り合いの教師が授業に「ポケットWiFiを持参している」と言っていますが、未だにそんな環境にあることに驚いています。
生徒は大丈夫なんだろうかと思いますし、学校としてのデジタルの整備は進むのだろうかと思います。もちろんそんな環境であれば遅れていることは明白なので、予算どうこうの問題ではなく即座に進めなければいけない課題だと思います。
- 花火大会開催に向けた会議を行いました。大規模な大会を目指しているので、実現することを今からワクワクしています。
- 「いきいきシニアわかやま」役員の方々と会議を行いました。今春のウォーキングイベントは和歌山城ウォークからスタートします。