活動報告・レポート
2025年2月6日(木)
和歌山文化協会茶道部会
和歌山文化協会茶道部会

和歌山文化協会茶道部会に出席しました。本日の議題は、今年の行事予定の確認についてです。茶道部の活動は4月から本格的に始動するので4月から秋までの担当を決めて準備を行うことを確認しました。活動費はそのままですが、抹茶やお菓子が値上がりしているので、今まで以上に経費削減に努めて今年を乗り切ることを話し合いました。

その他の議題で、理事の一人から日本文化を維持することについて話を聴きました。

「和歌山県において、茶道や華道などの日本文化をこの先10年維持できるかの問題があると思っています。10年先には文化が途絶えてしまうことを危惧しています。私が入会した頃は茶道を習う人も多く、若い人も入会してきたのですが、それ以降は茶道人口が減少し、入会する人も少なくなってきました。今のままだと、あと10年もすれば茶道部はなくなってしまうのではないかと思います。

今の若い人は茶道や華道を習わないで、伝統的な習いごとより新しい資格取得などに価値を持ち、そちらにお金を使っています。プログラミングや金融の資格を取るための学習にはお金をかけていますし、茶道よりもバリスタやソムリエなどに興味を示しています。お茶を志す人はなかなかいません。茶道を志しても認められるまでには長い年月を要しますから、コストパフォーマンスを優先する世代の感覚に合致していないかも知れません。

茶道部の行事として各月にお茶席を設けて親しみやすく、参加してもらいやすくしていますが、新しい層に接触できていないように感じます。伝統文化としてのお茶は台湾や中国の方が若い世代に継承されているようにも思います。今年は危機感を持って取り組みたいと思います」と話してくれました。

指摘の通り和歌山文化協会茶道部に入会する人は少なくなっているので、部員確保は大きな課題です。最近は「茶道を習っている」という人の話は聴きませんから、すそ野を広げることが必要ですが妙案は見当たりません。

とにかく茶道部としての活動を行うことで、お茶に親しみを持ってもらい参加してもらう環境を整えたいと思います。

ところで今日の茶道部会の会場に入ると、部長から「寒かったでしょう。お茶を一服召し上がってください」と声を掛けてくれました。点ててくれた温かい抹茶をいただくと心身ともに温まっていくことを感じました。おもてなしの心は、お点前を通じて伝わってくるものです。会議前のお菓子と抹茶は部員の皆さんがいることの温かさを感じさせてくれました。

洋上風力発電

「和歌山県には洋上風力発電の適地性があります。現在の計画地点の他にも可能性がある地点があると思うので推進してください」と依頼がありました。

地球温暖化対策としての再生可能エネルギーの導入は不可欠で、和歌山県では導入に積極的に取り組んでいます。現在、和歌山県として国が推進している洋上風力発電を進めようとしています。以前は随分と消極的でしたが、現在は積極的に導入しようと取り組んでいます。関西でこの発電の適地性があるのは和歌山県だけなので、漁業との新しい共生関係を築くためにも導入は必要だと考えています。

その観点をもって本日は、和歌山県の海域利用と導入の可能性について協議を行いました。地元の理解と協力が必要な事業であり簡単に進むものではありませんが、条件が整うことを前提に継続して話し合いを行うこととしています。

その他
  • KAKKIN和歌山幹事会に出席しました。令和6年度の活動結果と決算、および総会日程などについて協議を行いました。
  • 県外と海外の方々と、和歌山県内におけるコンテンツ産業の可能性について会議を行いました。和歌山県では数少ない産業であり、言うまでもなく将来性のある産業なので、和歌山県での可能性について協議を行いました。