活動報告・レポート
2025年2月2日(日)
和歌山県の総合力を生かす

和歌山県の総合力を生かすことについて提案をいただきました。この方は県内外で活動している方で、和歌山県愛に満ちた方です。和歌山県のことを思っているので、「何とか和歌山県を全国に誇れる県にしたい」と思って活動しています。県外でも和歌山県の良さを伝えてくれていますし、県外で仕事をして和歌山県で納税してくれているのです。それだけに「和歌山県は良いところなのに理解されずに悔しい、理解されるための取り組みをしていないのでもったいない」と思っての提案です。

1.和歌山県の総合力を生かすことについて

和歌山県の農産物は全国一です。みかんや梅、桃や柿は生産量も然ることながら、味や品質が優れています。和歌山県人は日本一だと思っています。しかし残念なことに総合力で訴える力に欠けていると思います。

例えばブランドとして地名を入れています。「有田みかん」「みなべの梅」「あら川の桃」「かつらぎの柿」「九度山の柿」「橋本の柿」などです。それぞれの産地が努力して、苦労してブランド化に成功しているので、それは大いに称えたいと思います。品質の良い果物を県民の私たちに食べさせてくれていますし、県外にブランド力で移出してくれています。

私が県外で仕事をしていて氣づいたことは「和歌山県のミカン(みなべの梅)は全国一おいしいですよ」と話したところ「和歌山県のミカン」と疑問符で応える人がいることです。その理由は「有田みかん」がブランドであり、「みなべの梅」がブランドになっているからです。特に首都圏以北の人は和歌山県が果物の産地である認識が低いのです。それは「和歌山ミカン」だとか「和歌山の梅」「和歌山の桃」などの名称になっていないからです。

そう言えば「山梨ぶどう」「山形のサクランボ「青森のりんご」「愛媛ミカンなど、多くの果物は県名をブランドにしています。そのため私たちは「青森県はリンゴ」「山形県はサクランボ」と連想できます。

和歌山県の果物の産地であることの知名度の低さは「和歌山県がブランド名になっていないから」です。

つまり和歌山県の総合力を生かせていない。または和歌山県は総合力で戦えていないのではないだろうかと思います。

県が主導して和歌山ブラントとい総合力で戦えば、和歌山県産の果物の品質が高いと認識してくれますし、和歌山県がフルーツ王国であることを認知してもらえます。もちろんイメージが向上することは間違いありません。以前、和歌山県にそんな戦略の提案をしたことがありますが、結果になっていないようです。それぞれのフルーツに産地があるので難しさは理解できますが、できるのは和歌山県だけですから、取り組んでみる価値はあるのではないでしょうか。

2.和歌山県への集客戦略について

観光キャンペーンやご当地アイドルは女性の比率が高いように思います。かつては観光キャンペーンというと女性でしたが、最近は男性も登場しているようです。男性アイドルや男性シンガーやタレントが誕生すれば地域は活性化します。湘南の人気が高いのは古くは加山雄三、石原裕次郎、サザンオールスターズなどのイメージが強いからだと思います。好印象の男性タレントが出現すると、その地にはファンが訪れて名所となり、イメージが良くなります。私の姉が京都に進学して京都で就職したのも、沢田研二のファンだったからです。沢田研二は京都出身だったので「どうしても近くに行きたい」と思って進学先に選んだのです。女性ファンの行動力は男性よりもアグレッシブで長続きします。

和歌山県でもコブクロや溝端淳平さんは、和歌山県のイメージを向上させてくれます。以前は毎年、和歌山市内でコブクロのファンフェスタを開催していましたが、全国からファンが集まってきました。和歌山県で好印象の男性が登場すると、ファンが訪れますから一気に和歌山県は活気が生まれます。

男性アイドルや男性シンガーなどの育成を試したらいかがでしょうか。行政の役割かどうかわかりませんが、誰かが取り組んで欲しいと思います。

会話の中で以上2点の提案をいただきました。熱心にご意見を聴かせていただいたことに感謝しています。