活動報告・レポート
2025年1月22日(水)
防災活動の事例
防災活動の事例
ギュギュっと和歌山放送 防災名札

NHK和歌山放送局の番組「ギュギュっと和歌山」で片男波自治会での防災名札の取り組みが紹介されました。この自治会の防災活動は全国に紹介されているほどで、各地の地方自治体や自治会から研修に訪れています。片男波は万葉の時代に和歌で詠まれたほどの名勝地で、和歌浦湾に面しています。万葉の海に面した名勝地ですが、東南海・南海地震などが発生した場合の浸水地域に指定されている場所でもあります。

この危険にいち早く氣づいた玉置さんは「この自治会にとって防災を意識することは命を護ること」だと考え、次々の防災対策を考えて、向こう三軒が助け合える自治会を目指して防災訓練を実施しています。

自治会名簿の作成、自治会内で井戸がある場所の地図を作成、防災倉庫を設置して必要な道具を保存、防災名札などの取り組みを行っています。今回取り上げられた防災名札には、氏名、血液型、かかりつけ医などを記載しているので、避難所での健康管理と病気になった場合には、かかりつけ医が分かるので命を護ることにつながるものです。また自治会を四つに区分して、地域ごとに紐の色分けをしています。色分けすることで、どこの地域から避難してきた人なのかを分かるようにしています。

ギュギュっと和歌山放送

元々、顔の見える関係を築いている自治会ですが、非常時にあって避難所に逃げ込む必要が生じた場合に備え、避難所運営者にもどこの地域で暮らしている人か分かるようにしているのです。この名札によって顔の見える関係を前提として、避難所でも人間関係を築けるように工夫しています。

玉置会長は「取材を受けた時間は十分確保したのですが、編集によって短くなっていると思います。しかし要点はまとめられていると思いますので、見ていただけると幸いです」と丁寧な案内をいただきました。僕は手帳に記していたので、今日、会合で集まった方々と番組を観ることができました。

片男波自治会が海に面していることもあり防災対策は進んでいますが、それ以上に自治会役員の皆さんの熱心さとアイデア、それを実行する力などが揃って、地域の防災活動につながっています。しかも繰り返して防災訓練を実施することによって、各自が避難行動を取れるように、また災害要支援者と一緒に避難することを定着させようとしています。

消火器やAEDなどの取り扱いは、一年に一度だと忘れてしまっています。時折、体験しなければ身につかないものです。もう何十年も防災訓練や研修を行っているので、最も巨大地震などの危険に敏感な地域になっていますし、避難行動を起こせる地域になっています。

但し、防災活動に終わりはありませんから、これからも継続していくことと思います。先進事例として紹介されたことで、和歌山県民の防災意識が高まり、有事に備えることにつながれば有難いことです。

身近な防災の取り組みが紹介されることで「自分のこと」だと感じられます。片男波自治会と番組に感謝しています。

その他
  • 一昨日、「桐和歌会」新年の会を行いましたが、買い出しや準備、運営などに時間を費やしてくれた会長に疲れが見えていたので、昨日から「体調は回復しただろうか。元気になっているかな」と心配していました。お顔を見るために訪ねたところ、普段の柔和な表情に戻っていたので安心できました。「いつもと同じ笑顔になっています。安心しました」と声を掛けました。
    おもてなしの氣持ちは有難いのですが、一人に無理がいってはいけません。今後は役割分担できるようにしたいと思いますし、無理のない企画にしたいと思っています。
  • 今春のフェスタ実行委員会に出席しました。昨年から企画を進めてきたフェスタの検討も大詰めに差しかかかり、役割分担まで漕ぎつけることができました。春のフェスタが成功するように取り組んでいます。