活動報告・レポート
2024年12月22日(日)
カット
年末を控えて髪の毛のカットをしてきました。同級生のお店で会話を楽しみながらカットをしてもらう時間を楽しみました。今回多くの話題がありましたが、特に「にこっ」と楽しめた話を記します。
- 彼が幼稚園の時、店頭のラジオから流れてきた曲が「Let it be」で子どもながらも「きれいな曲だな」と思ったそうです。初めて聴いたビートルズの曲が「Let it be」で、そこから時代を遡って聴いたのは僕も同じです。ですからバラードからロックンロールが聴く順序だったのです。
ところが彼の父親はビートルズが大嫌いだったそうです。それは「ビートルズが流行り出してから男子の長髪が増えたので、散髪屋さんのお客さんが減った」ことが理由です。
当時の男子の長髪は、今のようにきれいに揃えた髪型ではなく、単に髪の毛を伸ばし放題だったのでカットに来る人が減ってしまったそうです。男子の髪型を変えたのもビートルズだったのかも知れません。 - 高校時代の英語の教師が地阪先生、現代国語が久貝先生、物理が西上先生、生物は新井先生など、当時の学校は個性的な先生が多くいました。ところが真面目に授業を受けていなかった話をしました。つまり予習をせずに授業を受けていたのです。
「今思うと良い先生が授業をしてくれたのに勿体ないことをしました。お金を支払ってでも聴きたい内容だったと思います。当時、習っても意味がないなぁと思っていた英語や古典、物理などの科目ですが、真剣に学んでいたら生きた社会への理解が深まったのにね」と話し合いました。 - 英語の地阪先生の授業は、とにかく質問をして生徒を「当てる」のです。先生が解答を示さないで生徒に答えさせる授業でした。毎回、一回の授業でクラスの半数の生徒が当てられました。いつ出席番号を指名されるか分からない緊張感のある授業でした。基礎を学ぶ段階では緊張感が必要だったと思います。
- 政治経済担当の先生は雑談が多く授業の速度が遅かったのです。授業が脱線してばかりで生徒から職員室に訴えたので問題になりました。その後、教科書を淡々と進むことになるのですが、もしかすると先生は私たちに政治経済の授業に雑談を取り入れて、人生経験を伝えようとしてくれていたと思うのです。当時の授業は暗記が中心だったので「暗記することが政治経済ではなく、実践できる力を身に付けることが政治経済を学ぶ意味だ」と訴えてくれていたかも知れません。今は政治も経済も生きたもので、定型的な考えで運営できるものではないと知っていますか、当時は受験科目の一つであり、重要項目を暗記することが重要だったのです。人生経験を聴くことが学びになること。今振り返るとそう思います。
- 試験範囲のある試験は勉強がやりやすかったけれど、試験範囲のない試験は難しかったのです。それは一つひとつの知識や問題の解き方を理解していなかったからです。しかし試験範囲の中だけ勉強する、重点項目を覚えることを繰り返しても役立たないのです。社会で起きる問題には範囲がありませんし、問題の解き方もありません。学んだことを応用して問題を解くことが範囲のない試験でしたが、今の社会も同じことなのです。やっぱり勉強は真剣にしておく方が良かったのです。
以上は高校時代の話ですが、先人たちが伝えてくれているように、やはりやれる時に「勉強はやっておく方が良かった」のです。だから「今、やれることはやる方が良い」ということです。過去は及ばず、未来は知れずです。今は直ぐに過去にもなりますし、未来の入り口でもあります。今やれることをやることが過去に学び、未来に生かすことにつながります。