尊敬する医師から「癌治療の心構え」についての話を伺いました。
以前は「癌」イコール「死」のイメージがありましたが、現在では「癌」イコール「共に生きる関係」に変化しているそうです。決して「死」を意識する病ではないので、医師は患者に対して「癌」を宣告することで、これから共に癌治療するチームであることを伝えているのです。
そして癌は早期発見と正しい治療法、心構えによって克服できる病になっていると聴きました。
医師は「治すぞ」、患者は「治るぞ」の心構えで、心ひとつにしてチームとして向き合うことになりますが、ここで大事なことは信頼関係です。患者は医師を信頼し、医師は患者の生きる力を信頼することです。医師は患者の「明日の希望をもっている」心を信じて治療するので、「私は癌に負けない。治るぞ」の気持ちを持つことが必要です。結果として「治る」と信じて強い意志を持つ人が治癒する事例が多いそうです。
患者は心の持ち方と生活環境を変えていくこと。行動変容が大事なことで、周囲からは良い情報も悪い情報も入るようになりますが、素人の発信する情報に惑わされないようにすることです。
心の持ち方と生活環境を変えるのですが、仕事も旅行も普段と変わらずにすることが大事なことです。但し体質改善のために食事は変える必要があります。癌細胞は自らの住む環境を快適なものにするため周囲の細胞を酸化させていきます。そのため体質をアルカリ性に変える必要があり、ニンジンやキャベツ、ブロッコリーなどの野菜を摂取することとフルーツを摂ることです。体質をアルカリ性にすれば、酸性を好む癌細胞は自らの住む環境を作れなくなるので減っていきます。逆に癌細胞は糖分を好むので、甘いものは控えるようにすべきです。糖分は癌細胞に養分を与えているようなものです。
また炭水化物は減らし、肉は魚へと変えていくことです。治療を受けながら食事を変えて軽い運動を続けることで改善されていきます。できれば一日6,000歩の散歩を日常生活で取り入れたいところです。
とにかく心が弱気になることと周囲の情報に惑わされることなく、医師とチームを組んでいる意識で治療に向かうこと。そして普段は変わらない日常と仕事、明るく人と接してストレスを感じないことが大事なことです。時折は旅行にも出かけて森林で新鮮な空気を吸い込み、温泉に入って身体を温めることもお勧めです。
とにかく医師を信頼して、「絶対に治る」と強く信じて治療に挑むことが大事なことです。また抗ガン剤治療に入ると一週間から二週間は食欲が減退し落ち込む気分になります。二週間から三週間すると食欲は回復していきますが、再び続いての抗ガン剤治療に入るので同じことを繰り返すことになります。そのため抗ガン剤治療で辛い時期は、遠慮することなく医師に対して辛い気持ちやしんどいことを伝えることです。医師は適切に今後の治療方法を考えてくれますから一人で苦しまないことです。
癌治療での心構えを教えてくれましたが、ここで大事なことは健康的な生活を過ごすことだと思いました。日頃から暴飲暴食を避け、十分な睡眠時間を確保して生活リズムを刻むこと。そして炭水化物を控えて野菜やフルーツ、魚などを食べて体質をアルカリに変化させること。そして散歩などの軽い運動を毎日行うことで健康な身体を作ること。もし健康的な生活を過ごしていなければ、心の持ち方を変えて普段の生活を変容させることが大事だということです。
今年最終となるライオンズクラブクリスマス例会に参加しました。三役が企画を考えてくれたお陰で、賑やかで楽しい例会となりました。サックスとピアノの演奏、マジック、そして参加者同士の会話を楽しみました。たくさん集まったこともあり、メンバーからは「とても楽しかった」「良い例会でした」などの意見がありました。
サックスのホセさんとピアノの岡本さんは、クリスマスと同時に年末ムードを感じる楽曲を演奏してくれました。今年一年がんばってきたメンバーを労い、来年に向かって後押ししてくれるようでした。演奏を聴いていてムードはとても大事なもので、選曲と演奏によって巡りくる季節を感じますし、新しい季節の到来を期待させてくれます。音楽は人生の足跡と明日への希望を感じさせてくれます。自分では忘れていることも、演奏を聴いて今年を振り返ることで記憶が蘇ることがあります。今年一年を、わずか30分で巡らせてくれた演奏でした。ありがとうございます。