活動報告・レポート
2024年12月6日(金)
県政報告の場での懇談
県政報告の場での懇談

鹿児島県および熊本県出身者と懇談する機会がありました。二人ともご縁があって和歌山県内で働いていますが、ここに住んだ感想を伝えてくれました。

和歌山県は歴史があることを知りました。僕の出身地は霧島市で、いわゆる高天原です。

今は新宮市で働いているのですが、片桐さんの「記紀」の話を聴いて「神々が宿る高天原から神武天皇が上陸した新宮市」に来ている不思議さを感じています。神武天皇が新宮市に来ていることは全く知りませんでした。片桐さんの話を聴いて和歌山県の歴史の深さを知ることができました。

またここに来て思うことは熊野三山、熊野古道、那智の滝などの観光地があることと民間ロケット発射場があることです。両親を新宮市に呼んで案内したのですが、熊野の自然に驚いていましたし、歴史の深さを楽しんでくれました。鹿児島県や宮崎県にも神話がありますが、和歌山県の神話を知ったことから両親を呼んで案内したことで、鹿児島県とのつながりを感じています。

和歌山県はとても良いところですね。九州にいると和歌山県のことは知りませんでしたが、来て良かったと思っています。暮らしやすいですし、食べ物がおいしいので満足しています。温暖で食べ物がおいしい和歌山県の人口が減少していることは不思議でなりません。とても暮らしやすい県だと思います。ただ残念なことはすさみ町から串本町までの高速道路の開通が2年も遅れたことです。本来であれば令和7年春に開通しているところが最短で令和9年春になったことは残念です。

私の実家のある熊本県人吉市は鹿児島空港から約40分の距離にあります。移動に40分かかるだけでも時間を要すると思っていましたが、新宮市から和歌山市に行くだけでも2時間近くかかるので「早く高速道路を完成させるべき」だと思います。紀伊半島が広いことは理解していますが、移動時間がかかり過ぎなのでこれが紀伊半島の発展を阻害していると思います。交通の利便性が改善されたら観光客も、ビジネス客も訪れると思います。

和歌山県は地形的には日本の中心なのですね。和歌山県から北海道も鹿児島県もほぼ同じ時間で移動することが出来ます。これが鹿児島から北海道に行く場合は、そうは行きません。逆に北海道から鹿児島県に移動する時も同じで、簡単に行ける移動時間ではないのです。和歌山県は日本の中心に位置しているので移動は便利で、アジアからの誘客にも有利な県だと思います。和歌山県民だけが豊富な観光資源と食材に氣づいていないのではないでしょうか。地形的にも歴史的にも日本の中心は和歌山県であることを全国に伝えるべきだと思います。

以上のような意見を聴かせてもらいました。和歌山県在住の人は和歌山県での暮らしに満足してくれていますし、和歌山県が良い県だと評価してくれています。両親や友人を和歌山県に招いてくれていることからも氣に入ってくれていると思います。目立ちにくい県ですが、知ってもらえると、訪れてみたい良い県だと評価してくれます。「大阪・関西万博」の機会を捉えて誘客と和歌山県の良さを発信したいと考えています。

またこの研修会にお招きいただいたことから、最終のプログラムで県政報告をさせてもらいました。主に、令和6年12月県議会での一般質問で取り上げる項目から説明を行いましたが、和歌山県が予定している大型案件についても触れました。大型案件が表面化することや地元同意を取るまでには相当の時間を要しています。県政は段階を追って進んでいくことも理解してもらえたと思います。

その他
  • 県庁OB職員さんと懇談しました。今では伝えられていない県政の歴史を教えてもらいました。県政は一足飛びに進展するものではなくて積み重ねが大事です。今、表面化している施策は、数年前から仕掛けているものが多くなっています。大型の案件が直ちに実現に向かうことはありませんから、一つひとつ積み重ねていくことが大事なことです。
  • インターネット関連の事業者から、外国とのビジネスのあり方に変化を感じることを話してくれました。商品をサイトで販売する時代から、動画でアピールして販売につなげる時代に入ろうとしています。但し、インターネットモールに出店することと動画で配信することの違いは顕著で、動画サイトで販売するノウハウは全く新しいものだそうです。インターネットショッピングも次世代に変わっていく途中のようです。