今月も101歳の経営者との時間を共有させていただきました。
「今年は良い年だったと思っています。和歌山市内の景気は良くないけれど、お陰様で私の会社は増収増益で決算できそうな数字になっています。従業員の方々が一所懸命に働いてくれたお陰だと感謝しています。必要経費が増えていますが、人様の会社と同水準ぐらいに給与が上げられたと思いますし、離職もなく働いてくれていることを嬉しく思っています。
人手不足の時代ですが、私の会社は人手が足りているので仕事が回り、お客さん対応も良いと評価をいただいています。どんな時代になっても、やはり企業は人ですね。人材がいてくれるのでお客さんから支持されて売り上げも伸びていると思います。
人材の条件はたくさんあり企業によって求めるものが異なると思いますが、私はやっぱり人柄が大事だと思っています。人柄が良い人の周囲には笑顔がありますし、お客さんの印象も良くなります。能力や技術は身に付けられますが、人柄はその人そのものなので、持って生まれた人柄を変えることは難しいのです。幸い人柄の良い人が集まってくれているので会社を維持できていると感謝しています。
こんな時代にあって業績を維持できていることは有難いことですから、来年も業績を維持したいと思っています。そうすることで給与を上げられるので、働いてくれている人のためにも今年以上に売り上げと利益を確保したいと思います。
私の商売の基本は『捨ててから拾う』です。まず相手に利益を与え、自分の利益はその次にすることです。自分が、自分がと思う人が多いのですが、それでは仕事はうまくいきません。相手に与えることが第一で、自分はその次で良いのです。但し、これは自分が損をしても良いという考えとは違いますよ。利益を生んだら相手を優先させるのですが、自分も働いた分の利益を確保しなければなりません。その配分において欲を出さないということです。
小さな利を積み重ねていくことを続けると天は味方してくれます。自分を優先させてしまうと天も人も味方してくれませんから氣をつけるべきです。人も天も味方につけることが人にとって最も大事なことだと思います。来年も皆さんが良い年になることを願っています」と話してくれました。
今回も良い話を聴かせていただいたことに感謝しています。
「ぶらくり歌謡音楽祭」出演者による反省会を行いました。会場は12月の雰囲気を作り出してくれていて、今から約30年前のクリスマスツリーなどを飾ってくれていました。音楽祭当日の緊張は消え、和やかに当日を振り返りながら会話を楽しみました。一つの目標に向かって一緒に練習を行い、本番を終えた仲間との時間を共有できるのは嬉しいことです。
一緒に目標を掲げそれを目指した仲間とは本番が終わってからも良い関係を築けているので、笑顔で共通した会話を楽しむことができました。
午後1時に始まった反省会が終了したのは午後4時でした。音楽祭の話やレッスンの話などを交わしました。その中で「話ができて、一緒に食事ができて、暑いだとか寒いだとか言えることは幸せだと思います」の言葉があり、人と会って話したり、食べたりする時間があることに感謝したくなりました。私たちは、それが決して当たり前の出来事ではないことを知っていますが、ついつい忘れてしまっています。
また参加者の一人が「こんなに笑ったのは久しぶりです。音楽祭でみんなと一緒に歌うことができ、こうして集まれたことを嬉しく思います。来春も続きをやりたいですね」と発言があり、このご縁を大切にして「次は新年にも集まりをしよう」と決まり、再会を約束して反省会を終了しました。
飲食組合の元役員の皆さんが集まり懇親会を行いました。当時のメンバーが集まる機会を毎年設けていますが、一年の出来事を振り返りながら、こうして全員が元気で集まれることを喜び合っています。
顧問の一人は「今も案内をいただき、毎年集まれることを嬉しく思っています。何でも話せる仲間がいることは有難いことですし、今年も顔を合わせられることに感謝しています。現役を退き、年齢と共に人と会う機会が減少していくので、気楽に話せる仲間がいることは幸せなことだと感じています」と話してくれました。
そして「最近は人の悪口を言って噂にしている人が多過ぎます。人を陥れるような噂話はまともな人は信用しませんが、それをさらに脚色して人に流して喜んでいる人もいます。だから人の良いことは人に伝えるべきだと思います。悪い噂話が伝わり、良い噂話は伝わらない地域は低迷しています。私たちは人の良い話を伝えたいと思います」と話してくれました。
参加した顧問が、これまでの自らの経験を私たちに話してくれたことです。良い時間になったことに感謝しています。
- 令和6年12月定例会の開会を明日に控えて一般質問の原稿作成に着手しています。今回、登壇する予定なので取り上げる項目を洗い出して原稿を書いていまところです。本日、その一項目について当局と議論を交わしました。来週から始まる一般質問に向けて明日から議論を重ねていきます。
- 宅建事業者と和歌山市の再生について会議を行いました。「人口が減少していますし、和歌山市内には大型の事業の姿が見えないので、この先『和歌山市は大丈夫だろうか』という話を聴いています」ということです。そう思う分、県政、市政への期待を持ってくれていますが「県の中期的な施策が見えてこないので、私たちに知らせて欲しいと思います」と依頼を受けました。会議の席では具体的な施策を説明したことから話が弾みました。令和7年度以降に向けた提言を行っていきます。