活動報告・レポート
2024年11月29日(金)
「京奈和自動車道建設促進協議会」決起大会
「京奈和自動車道建設促進協議会」決起大会
京奈和自動車道建設促進協議会 決起大会

和歌山県議会建設委員として「京奈和自動車道建設促進協議会」決起大会に出席しました。平成8年に協議会が設立して以降、「京奈和自動車道」の早期完成と整備を求めてきています。メンバーは京都府、奈良県、そして和歌山県の3つの地方自治体です。今回も三府県の知事と府県議会議員、そして関係する市町村長が集まり、協議会からの要望を行い、国土交通省から事業説明を受けました。そして協議会で「早期整備に関する要望書」を決議して国土交通省宛に提出しました。

「京奈和自動車道」を整備する効果は、今更言うまでもありませんが、次の効果が見込まれます。

  1. 関西圏環状ネットワークにおける関西大環状道路の一軸を担っているもので、3府県を縦貫する高規格道です。
  2. 関西の経済成長と観光立国を実現することにつながるものです。
  3. 国土軸と直結することで関西圏の潜在能力を最大限発揮することができ、物流や産業拠点の連携による経済の活性化と、観光都市の広域的な連携強化につながるものです。
京奈和自動車道建設促進協議会 決起大会

加えて和歌山県としては「京奈和自動車道」から関西空港に向けて「京奈和関空連絡道路」につなげたいと考えていますし、「京奈和自動道」の和歌山市から第二阪和国道を結ぶ「和歌山環状北道路」、そして「和歌山環状道路」へと延伸させたいと考えています。和歌山市内でこの二つの環状道路が完成すれば湾岸部とつなぐことになり、市内環状道路が完成するので人とモノの流れが生まれ、産業振興そして観光面でも大きな効果が見込めます。

この「京奈和自動車道」は全体延長が約120kmで、京都府域は約32km、奈良県域は約48kmです。このうち開通済みは、京都府域で17km、奈良県域で31kmとなっています。

現在奈良県域の16.8kmで工事を行っているところで、橿原JCT(大阪方面ランプ)は令和8年春の開通を目指しています。

参考までに和歌山県内の「京奈和自動車道」は約40kmで、平成29年3月18日に全線開通しており、第二阪和国道は平成29年4月1日に全線開通しています。後は京都府と奈良県の全線開通を待つばかりです。

京奈和自動車道建設促進協議会 決起大会

なお「早期整備に関する要望書」の中に、和歌山県として「京奈和関空連絡道路」と「和歌山環状北道路」の早期事業化に向けた計画段階評価に着手することや、資材価格の上昇に対応して新たな財源の創設により、令和7年度道路関係予算は所要額を満額確保することも記しています。

本協議会発足以来の国への要望活動によって工事は進捗していますが、3府県の全線完成まではまだまだ時間を要します。発足時のメンバーがいる間に実現の見通しを立てたいと願って早期実現の要望を行いました。

新構造展

国立新美術館で開催中の「第96回新構造展」を鑑賞しました。出展作品の中に和歌山県の美術家「Togo明美」先生の作品があり訪れたものです。作品名は「生命」で、自然環境の下、女性が新しい生命が誕生する喜びを表現しています。

新構造展 新構造展

会場内では主催者である美術団体「新構造社」副理事長に案内してもらいながら、説明を聴きながら鑑賞する機会に恵まれました。

作品の中には内閣総理大臣賞や文部科学大臣賞を受けた作品や台湾の美術家の作品があり、その完成度の高さと画家の個性が表れている作品の数々に満足することができました。

新構造展 新構造展

画家の中には「ステンドグラス」「岩」などのテーマの拘りがあり、そのテーマを追い続けている話も聴きましたし、理事長の作品の「影によって独特の作品に仕上がっている」ことなども説明してくれました。また台湾から世界的な画家の作品が出展されていることも聴き、美術を通じて日台の友好が図られていることも感じることができました。

新構造社の美術鑑賞の機会を与えてもらったことに感謝しています。