活動報告・レポート
2024年11月24日(日)
防犯カメラの設置

「闇バイト」という言葉を聴かない日はなくなりました。連日、ニュースでこの言葉を聴きますが、「いつの間に、日本はモラルが欠ける犯罪大国になってしまったのだろう」と思います。若い人は高齢者を思いやる。お互いに声をかけて助け合う。困っている人がいたら親切に応えてあげるなど日本人が有している思いやりの心、価値観はどこに行ってしまったのかと思います。

若い世代と上の世代をつなぐ30歳代の人が「あと5年もすれば日本人はお年寄りの方が道で倒れていても誰も見向きもしない、助けない社会になっていますよ」と話してくれましたが、そんな社会の到来を感じさせる「闇バイト」の事件の数々です。こんな事件が頻繁に起きると「人を信用しなくなる」「人との会話を避けるようになる」「疑いの気持ちで接する」社会になりそうで、社会から思いやりや優しさが失われていくように感じます。

そして人の関係に油断することなく、自己防衛に徹する生活が求められるようになりました。

警察庁の11月5日の発表によるとによると「令和6年月以降、首都圏の1都3県で発生した一連の強盗事件は、11月5日までに18件にのぼり、このうち15の事件で40人が逮捕されている」ということです。首都圏での強盗などの犯罪ですが、全国に拡大することも十分予想でき、地方都市でも対応が必要になっています。

和歌山市内のホームセンターなどでは防災用品が品切れになっていることや、インターネットでも品薄となっていて、「注文したけれど届くのは12月24日です」という話を聴くほどの状況です。ホームセンターで防犯用品が品切れになっている現状から「首都圏で発生している強盗事件が拡大することに不安と危機感を感じている」人が多いことを現わしています。防犯用品を購入する動きは、日常生活に不安を感じ、凶悪犯罪への備えをしていることに他なりません。

日常生活に不安を抱えている。こんな日常が、私たちが安心と安全を願ってこれまで築き上げてきた日本社会なのでしょうか。そんなことはあり得ませんから、自己防衛と共にまちの安全対策を実施すべきです。

和歌山県、そして和歌山市の防犯カメラの設置状況はどうなっているのでしょうか。犯罪抑止効果のあるほどの台数を取り付けているのでしょうか。予算の問題がありますから一気に進まないと思うので、毎年、加速度をつけて設置を急ぐべきです。

防犯カメラの設置に関しては、ジチタイムズの令和6年7月24日の配信で「防犯カメラの設置も監視性の確保に有効な手段です。カメラの存在自体が犯罪抑止力となり、犯罪企図者に心理的なプレッシャーを与えます。さらに、万が一犯罪が発生した場合でも、映像記録が重要な証拠となり、犯人特定や再発防止に役立ちます」と紹介されています。

和歌山県が安全で安心できる住環境を護るために防犯カメラの設置が必要ですから、繁華街はもちろんのこと住居地への設置台数をもっと増やすことを求めたいと考えています。

どこで凶悪犯罪が起きるか分からない社会環境ですから、早急に求めたいと考えています。ホームセンターやインターネットでの防犯用品が品薄になる人の行動があるということは、日常生活が不安だと感じているからです。県民の皆さんが不安を感じないで日常生活を過ごせることを目指した県土づくりを求めていきます。

以下は11月5日までの首都圏の強盗事件一覧です。掲載するだけで氣持ちがよくないのですが記しておきます。

  • 8月27日から28日 さいたま市の公園強盗傷害・逮捕監禁
  • 8月29日 千葉県船橋市の貴金属販売店強盗予備
  • 8月29日 千葉県八千代市の質店強盗予備
  • 8月31日 さいたま市の住宅強盗予備
  • 8月31日 神奈川県厚木市の中古ブランド品店強盗傷害
  • 9月3日 神奈川県鎌倉市の質店強盗傷害
  • 9月18日 さいたま市の住宅強盗傷害
  • 9月26日 千葉県船橋市の住宅強盗傷害
  • 9月28日 東京・練馬区の住宅強盗傷害
  • 9月30日 東京・国分寺市の住宅強盗傷害
  • 10月1日 埼玉県所沢市の住宅強盗傷害
  • 10月9日 千葉県船橋市の住宅強盗傷害
  • 10月15日 横浜市青葉区の住宅強盗殺人
  • 10月16日 千葉県白井市の住宅強盗傷害
  • 10月17日 千葉県市川市の住宅強盗傷害
  • 10月30日 東京・三鷹市の住宅強盗未遂
  • 11月2日 東京・葛飾区の住宅強盗傷害
  • 11月3日 千葉・四街道市の住宅強盗傷害