活動報告・レポート
2024年11月6日(水)
いきいきシニアわかやま
いきいきシニアわかやま
いきいきシニアわかやま

「いきいきシニアわかやま」役員の方々と会議を行いました。この会議は定例開催しているもので、今回は「来年度の活動に文化的要素を取り入れる」ことを話し合いました。

と言っても、これまでも文化的活動を行っていたので、その活動結果を発信することで和歌山県への貢献の様を伝えるということです。

これまで熊野古道と高野山の歴史的背景を含めて現地での案内をしてきたことや、城南宮から熊野三山までの歴史街道を歩いて案内したことは特筆すべきことです。京都城南宮から熊野三山までのウォーキングイベントを実施したNPO法人は少ないと思いますし行幸から蟻の熊野詣までの歴史を語りながら歩いた実績のある団体も少ないと思います。

また大河ドラマの舞台になった場所と人物を語るイベントも実施してきました。令和6年は「光る君へ」の舞台である京都の宇治を訪れ「源氏物語」の解説を行うイベントを実施しています。イベント開催に際しては、事前に役員のお二人が現地を訪ねるなど、その歴史を調べてから会員をイベントに案内しているのです。同様に「真田幸村」が放送されていた時期は九度山町の「真田庵」の案内も行っています。大河ドラマに関心のある人は多いので、その時期を踏まえた文化イベントを行ってきた経緯があります。他とは異なる文化活動にも触れながら、来年度の「いきいきシニアわかやま」の活動の意義を考えました。

その中で、令和7年の大河ドラマである「べらぼう 〜蔦重栄華乃夢噺(つたじゅうえいがのゆめばなし)〜」の話題になり、主人公の蔦屋重三郎(つたや・じゅうざぶろう)の話にも及びました。蔦谷重三郎は江戸時代の出版人で、喜多川歌麿や東洲斎写楽の浮世絵などの出版をした人物ですが、その名前はあまり知られていません。

僕は小説「蔦重の教え」を読んでいますが、この本は芸術家の歴史書の中で最もおもしろくて氣に入っています。出版人を現在の職業で例えるとメディアであり、蔦谷重三郎はメディア王とも言える人物だったようです。

ただこの大河ドラマの舞台は江戸なので「いきいきシニアわかやま」の活動で取り上げることは難しいのですが、来年度は歴史を文化として捉えることも視野に入れることにしました。今から年末にかけて、これまでの活動を総括して次年度の活動に生かすことにしています。

和歌山フロリダ会
和歌山フロリダ会

「和歌山フロリダ会」が発足したのは平成23年5月10日ですから、もう13年が経過しています。その間、文化活動を中心に据えて交流を続けています。活動の途中、コロナ禍があったため、それを克服するため令和2年11月13日に和歌山市を拠点とする「和歌山フロリダ会」とフロリダ州で活動している「フロリダ和歌山文化協会」との間で「合意書」を締結しました。

この「合意書」は「和歌山県とフロリダ州の姉妹州県提携締結25周年に当たり、両会は和歌山県とフロリダ州の文化、芸術を通し、友好を深めることに合意する。了解は相互の信頼と敬意に基づく相互関係の促進を続け、その意義を次世代に残すこと」を確認したものです。

つまり民間での文化と芸術交流を、コロナ禍にあっても続けてきています。来年度は和歌山県とフロリダ州が「姉妹県州」提携してから30周年を迎えることになります。

和歌山県からフロリダ州を訪問して文化交流を実施する予定ですが、今日の懇談で文化交流を続けることに加えて、ビジネスと防災についての交流を発展的に付け加えることも検討する話を交わしました。但し、距離的な問題、移動時間の問題からどこまで具体化できるかはこれからの課題ですが、目標を定めてできる限りの交流を実施することを検討することになりました。

姉妹提携30周年は大きな歴史です。県州の交流と共に民間交流も続けてきたことから、来年度の30周年は官民挙げて、今後の文化、芸術、そしてビジネスや防災交流を確認する機会になれば良いと思います。和歌山県知事と有意義な話し合いができたことに感謝しています。

その他
  • 「和歌山県とカゴメのコラボ企画」のランチきいちゃん食堂で「和歌山県とカゴメのコラボ企画」のランチがあったので食してきました。みかんどりのチキンカツで和歌山県をPRしています。
  • 若い人が就労可能な企業誘致による和歌山県活性化について会議を持ちました。和歌山県には若い人が関心のある企業が少ないので、何としても県への誘致を進めたいと取り組んでいます。「このままで5年後の和歌山県は大丈夫だろうか」の声が多数あり、5年後を見据えた活動を行っています。