ドラックストアバイヤー経験がある方と懇談しました。全国の店舗を回った経験からの話ですが、地域によって味の好みの違いがあり、全国チェーン店では約80パーセントが統一ブランドで残りの約20パーセントが地元で好まれる商品を陳列しているようです。参考までに和歌山県は九州と同じく濃い口が好まれていて、同じ関西でも京都府と兵庫県は薄口が好まれているようです。また大手によるM&Aが進んでいるので地元資本のドラックストアは買収されるか消えている状況が続いています。
確かに、かつてあった地元資本のドラッグストアの姿が消えていることに氣づきます。そのため一次問屋も元々から取引のある大手問屋からの仕入れとなり、地元の問屋の経営は厳しくなり、和歌山市内で問屋の数は減少していると聴きました。市場原理の通りですが、地方の資本は全国チェーンに飲み込まれているように感じます。地方都市の活力が低下している原因の一つとして、地元資本の会社が減少していることも関係しているように感じます。
もちろん競争力で対抗できないことや後継者不足の問題があり、地元資本では大手に対抗できないことがありますが、行政の支援や金融支援も含めて考えるべき課題だと思います。この方は地元が飲み込まれている業界のあり方に疑問を感じて退職し、故郷に戻って来ています。ところが地元での仕事は思っていた以上に少なくて、ハローワークに行ったところ希望する仕事がなかったようです。
地元に戻り就職活動を始めて、都市部では当たり前にある職種が和歌山市ではないことに氣づいたのです。和歌山市ではデジタル系やデザイン系、営業の仕事か少ないことを話してくれました。つまり大都市では必要とされている職種が和歌山市では少ないことを意味しています。
若い人が希望する職種が少ないことも人口減少の一因であり、地元から離れている原因になっているのです。これまでの若い人たちとの懇談や統計で分かっていることですが、今も改善の兆しがないことを憂いています。時代の流れに見合った職種の会社が和歌山市に必要ですから、これらの職種の企業誘致を続けたいと思います。
SNSでの情報発信について会議を行いました。SNSの活用に関しては40歳を境に感じ方が異なっていることを聴きました。アンダー40世代は単に読んでいる、発信しているのではなくて、自分にとって有益な情報や人物に絞って登録していることや、投稿の趣旨を考えて賛同しているようです。つまり関心のない投稿をどれだけ行っても、読んでもらえないことになります。関心のない投稿とは、建前だけの発言や原稿を読んでいるだけの発信で若い人を惹きつけることはできません。特に政治の情報は「グレーゾーンを極力なくしている情報発信が必要」ということです。
つまり本音に近い情報を発信しなければ、建前の話を発信してもつまらないということです。今回の総選挙の結果からも、「若い人には建前の話は通用しませんし見てもくれません。山本太郎さんの動画が若い人に人気があるのは訴えが分かりやすいためです。これは与党ではないから自由な発言ができるという理由で無視すべきことではありません。学ぶべきことは学ぶべきです」という見解です。
SNSに関しては若い人に学ぶべきですし、その見解や分析結果を受け入れることは大事だと思います。
- 役所の対応の不手際に関して話を聞かせてもらいました。市民としての個人を尊重していないような姿勢に感じました。地方自治体は市民の相談には真摯に対応すべきですが、相談に対して陰で違う動きをすることは頂けません。役所として伝えるべきことは直接伝えるべきであり、第三者に陰口を伝える行為はあり得ないことです。僕も第三者の立場なので動くことはしませんが、今後の展開を見守ります。
- 巨木の伐採に関してお礼の電話をいただきました。「危険な巨木だったので生活が不安でした。本日、4人もの作業の方が家に来てくれて丁寧に作業を行ってくれました。不満も言うことなく親切に作業をして切り倒してくれたので、今後の生活が安心できます」という言葉を伝えてくれました。依頼に対して無償で協力してくれた方々の心ある行為に感謝しています。