今年も「コラボ展」の季節が巡ってきました。夏頃に主催者から案内をいただき出展作品の選定と準備を行ってきました。一人2点以内の出展なので、今回も2点を用意して出展の皆さんと一緒に会場への展示を行い、本日から始まりました。
作品タイトルは「大楠」と「ウエディング」です。
一つ目の作品の「大楠」は、樹齢約450年とも言われている和歌山城にある「大楠」で、ここを訪れる時、いつもその生命力を感じています。大地と天から降り注ぐ太陽の光と熱を体内に摂り込み、訪れる人たちに分け与えてくれるのです。
幹から延びる枝は太く、太陽に向かって延びる姿には造形美があります。幹からは大地のエネルギーを吸収し、いくつにも分かれて延びる枝は太陽の光と熱を摂り入れています。天と地からのエネルギーを約450年も吸収している「大楠」が与えてくれるエネルギーを感じられるよう、枝から漏れる太陽の光も画面に取り入れました。ここでは時代を生き抜いてきた強くて諦めない「生命力」を感じてもらえることを目指しています。
「大楠」が発しているエネルギー量は尽きることなく、訪れた私たちに与えてくれます。そしてその「生命力」は優しくて力強く、現代社会で必要な水と太陽の化身の正のエネルギーを与えてくれます。水と太陽は私たちが生きるために欠かせないもので、古代から神に姿を変えて大事に祀られてきたものです。古代エジプトでは水の神「ヌン」は最高神であり、「原初の水」と呼ばれ、あらゆる存在の起源とされている存在です。
また古代エジプトで最も偉大であり、太陽の化身とも称されている神が太陽神「ラー」です。古代から水と太陽は最も重要な信仰の対象であり、生きるために必要な存在として崇められてきたのです。約450年、生き続けている「大楠」も水と太陽のエネルギーが満ちている存在なのです。時代も国も違っても「生命力」は同じです。「大楠」からその「生命力」を感じてくれたら幸いです。
続いて「ウエディング」は天空に向かうチャペルで挙式を挙げた、幸せな二人を作品にしました。結婚式の案内をいただき出席した時、ビルの最上階のチャペルに通されたのですが、この景色が凄かったのです。ビルから突き出すような、そして天空に昇るような部屋の位置とデザインで「こんなチャペルがあるんだ」と感動しました。会場に現れた二人がビルの上空に続くような青空に向かっていく姿がありました。部屋というよりも大空に向かっていく感じのウエディングであり、現在から未来に向かって歩いているようでした。二人の表情を写さなくても、二人の心は写せると思って撮影しました。
チャペルの先端は交わってその先はありませんが、心の中では交わることなく、青空に向かって伸びていく光景に感じられるのです。未来に向かってずっと続く青空が永遠であるように、今ここにある心も永遠だと感じました。
この場面は私たちに幸せを感じさせてくれると思いますし、主人公の二人と同じように幸せな心になってくれるなら嬉しいことです。
以上のような経緯で、今回は二つの作品を展示しています。皆さんの作品と一緒に展示してもらえることに感謝していますし、皆さんの作品の質が会場の空気を引き締めてくれるように感じます。写真展会場に作品を飾ってもらえることの幸せを感じながら、皆さんをお迎えしています。
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