活動報告・レポート
2024年10月23日(水)
県内の移動時間
県内の移動時間

東京から来県してくれた方との話です。羽田空港から熊野白浜リゾート空港に入り、白浜町で仕事を終えた後、電車か急行バスで大阪市梅田に移動する話に及びました。

「白浜町での仕事を終えた後に梅田に移動するのでJRで移動しようと思うけれど」と質問があり「約2時間はかかりますよ。それと白浜町からの出発時間を確認してください」と答えました。

すると「特急なのに2時間以上もかかるのですか。異動に時間がかかり過ぎだと思います。でも特急だから1時間に何本もあるでしょう」と言うので「白浜では特急は2時間に一本だと思います」と伝えると「えっ」と驚いた様子でした。

そして「一体、和歌山県はどんなところなんですか」と不思議そうな表情でした。東京の感覚からすると、近隣なのに特急で移動するのに2時間かかることは不思議だと思いますし、特急が2時間に一本は考えられないことです。

そうしたら「急行バスがあると調べてきたのですが、どれぐらいの時間がかかるでしょうか」との問いに、僕は分からなかったので地元の人に尋ねたところ「梅田までだと3時間から4時間近くかかると思います」と答えたので、再び「えっ」と言葉を発しました。「特急バスなのにそんなにかかるのですか」と呆れた様子で「時刻を調べて特急で移動します」と答えてくれました。

羽田空港から白浜町までの移動は約1時間ですが大阪市までの移動に時間がかかるので、これを改善しないことには「ビジネスにはつながらない」ということです。民間交通機関との協議が必要となり、会社の採算性が課題となるので協議を続けていますが改善は難しいところです。

都内の方が「和歌山県には課題が多いですね」と言ったように、ビジネス、観光、そして企業進出のためにインフラ整備や移動手段の利便性向上などの課題があります。現在、候補者が和歌山県の課題を伝えていますが、私たちは既に和歌山県の課題は示されているので知っています。それらをどのようにして「国で解決を図ろうとしているのか」が示されていません。

「東京一極集中の解消を目指す」だとか「若い人が和歌山県に戻ってきたくても働く場所がないので作る」そして「少子化対策のためには若い人に地元に残ってもらう」などの公約を話していますが、地元では分かり切ったことです。では国では地方創生のために、国のあり方や制度をどう変えようとしているのかの説明を聴きたいのです。答えがないので答えられないのですが、答えのない地方の訴えに対して少しでも改善できるしくみを語って欲しいと思います。

その他
  • コラボ展への出展の皆さんと一緒に準備作業を行いました。作品搬入と会場準備などを行い、その後は皆さんとの懇談の時間となりました。久しぶりに顔を合わせる人もいたので、近況報告などを行いました。
  • 和歌山特報に台東縣と熊野白浜リゾート空港とのチャーター便誘致と、台湾茶の普及についての記事を掲載してくれました。今回の活動の情報を得て、掲載してくれたことに感謝しています。
  • 過日、開催した「手紙文集展」のお手伝いをしたメンバーが集まり、懇談する時間をいただきました。主催した小池さんからは「私の念願が叶いました。皆さんの協力をいただけたので開催できたことに感謝しています」と言葉を伝えてくれました。