活動報告・レポート
2024年10月22日(火)
手紙文集展のお礼
手紙文集展のお礼

今月、開催した「手紙文集展」の主催者である小池さんから、丁寧なお礼の言葉をいただきました。

「私の念願であった手紙文集展を無事に終えられたことに感謝しています。私の願いである、30年間書き続けた手紙の展示会を開催することに関して、開会日の前日に内覧を兼ねた例会にしてくれたことを嬉しく思っています。おかげさまで忘れられない日になりました。私のわがままを聞いてくれて対応してくれた皆さんに感謝しています。念願が叶ったことを嬉しく思っていますし、お世話をしてくれた皆さんにお礼の言葉を届けなければと考えています」と伝えてくれました。

新聞社が取材に来ていましたし、開催を知った友人の方々が県内外から会場に来ていました。30年間、続けてきたことを観てもらえる機会になった展示会をどれだけ楽しみにしていたのか分かる言葉の数々でした。いくつかの手紙を読むと、その時代が分かる出来事が書かれていました。30年前にはその時代の空気感がありますし、10年前にはその空気感があります。小池さんを中心とした出来事や社会の変化など時代の変遷を感じますし、記録があることで分かる時代感があります。

書き記すことがどれだけ大事なことなのか分かる展示会でした。日常の出来事、思ったことなどは書かなければ瞬く間に消えてしまうもので、よほど大きな出来事でもない限り、直ぐに自分の記憶からも消え去ります。語るためには書いて残すことが大事なことです。30年前の出来事やこの世を去った友人の思い出など、今回お手伝いをした私たちが知らない時代を知る機会となりました。

小池さんと、この機会を共有できたことを嬉しく思いますし、これからも健康で手紙を書き続けてくれることを願っています。手紙で幸せのお裾分けをいただけことに感謝しています。明後日、数人が集まることが決まり、小池さんから「私の都合に合わせてもらって申し訳ないのですが、お世話になった皆さんに会えることを楽しみにしています」という弾んだ声が届きました。小池さんの大切な一場面に立ち会えたことを嬉しく思っています。「手紙文集展」のお礼の言葉を最新の手紙に託して書いてくれたようです。

和歌山県の課題

困難に直面しそこから立ち上がった人たちの気持ちや行動などの話を聴かせてもらいました。説明者を始めとする方々が立ち直れたのは「賢いからでも強かったからでもなく、諦めなかったから」です。

この話を聴いた参加者の一人は「僕がいま置かれている境遇も同じです。『諦めないこと』が大事だと氣づきましたから、負けないで頑張ってみます」と話してくれました。これだけでも意味がある話になったと思います。

またゲストからは「都市は経済を循環させることを考えないといけません。和歌山県は投資を呼び込む姿勢が弱いと思います。他県の都市では地域に投資を呼び込むことに熱心で、毎日のようにお呼びがかかっています。でも和歌山県内からは全くありませんね。大企業以外の会社を相手にしていないのではないでしょうか。外から和歌山県に来てもらわないと、公共事業だけでは経済は回りませんよ。民間投資を呼び込むことに慣れていないのか、和歌山県は他県と違って疑うことを前提にしているように感じます。受け入れてくれない県や市町に企業はいかないですね」と和歌山県についての印象の話がありました。

地域活性化も政治家も、一朝で成り立たないので「ステップ・バイ・ステップ」だと伝えてくれました。着実に一歩ずつが原則であり、登っていく近道はそれ以外にありません。

また、教育も福祉も南海トラフ地震への備えもお金がなければできないので、お金を得ることも県の仕事であり、政治の仕事でもあると伝えてくれました。予算や資金がなければ事業は成り立たないことは自明の理ですが、政治も事業も予算や資金を後回しにすることが多いように感じます。

予算を集めて事業計画が成り立ちますから、まずは予算を集めることが県の事業も民間の事業もスタートとなります。民主主義とは手続きがあって中身がある。このことも含めて、社会で当たり前の原則を分かりやすく説明してくれた話となりました。