和歌山県のスポーツ施設に関する話を聴かせてもらいました。
「どこの県の大会や練習試合に行っても総合グラウンドなどスポーツ施設が充実しているので羨ましくなります。和歌山市内の硬式野球場は紀三井寺球場ですが、昭和の和歌山国体の時の施設なので機能が古くなっていますし、少年野球の練習は紀の川の河川敷なので設備が脆弱です。紀三井寺球場は駐車場が狭いですし、夜間照明が可能な時間に制限があるので夜の試合や練習は十分にできません。
またサッカー場もバスケットコートも専用の施設はありません。子ども達の練習環境が良くないので、是非とも総合グラウンドを作ってください」という話です。
これまでも多くの方からスポーツ施設が脆弱であるとの話を聴いていますが、この問題の解決が図れないでいます。簡単に設置できるものではありませんが、スポーツ施設の必要性は感じています。民間投資が図れると良いのですが、差原燃なことですが現時点で投資の可能性はありません。しかし民間投資につなげられるような構想もあり得るので、その可能性を検討してみます。
コラボ展に出展するため、最近の写真を選んで写真屋さんに引き伸ばしを依頼していました。昨年もお願いした写真屋さんですが、とても親切でサイズやどこを切り取るか、費用面などのアドバイスをいただけるのです。
「写真が仕上がりましたよ」と連絡があり店舗に伺ったところ、とても丁寧に仕上げてくれていました。「お願いしてからとても早くて丁寧な仕上がりですね。昨年は持ってくるのが遅くなり迷惑をかけましたが、今年は早い目にデータを持ってきたのですが、思っているより早く仕上げていただいてありがとうございます」と伝えました。
店員の方は「昨年、対応した彼は『どうしたらお客さんの要望に応えられるか』を考えていましたよ。『サイズが用意されていたマットにハマるようにするにはどうすれば』と考えていましたね」と笑顔で話してくれました。
カメラもデジタル化になって、めっきり写真屋さんに行く機会が減りましたが、たまに訪れるだけですが、いつも笑顔で親切丁寧に応対してくれます。ヘビーユーザーではないのですが、昔からの常連のお客さんのように扱ってくれるのです。写真展に出す作品をお願いしているだけですが、それでも常連さんのように話してくれるなど親切にしてくれます。気持ちの良いサービスとは「こんなサービスなんだろうな」と思います。あまりにも当たり前のように接してくれて、お店の風景に溶け込んでいるような感じになります。特別なサービスではなく自然に親しいお客さんと接しているという感じがします。
それもその筈です。元々は「ノーリツ鋼機の社員」だったと聴いたからです。現像の分野で世界を席巻したノーリツ鋼機でしたが、デジタル化の影響で一気に既存のフィルムカメラ分野は市場から退場させられることになり、現像の需要は減少しました。優良企業だった会社ですが、忽ち業績は悪化し人員調整へと向かいました。人事担当の人の苦労話も聴いていますし、退職した皆さんの気持ちも聴いています。
苦しい時代を乗り越えて、再び写真の世界で仕事をしていることが素晴らしいと思います。デジタル化でもプリントの需要はあることに着目し、自由なサイズ、自由なプリントなどの過去と違ったサービスを提供してくれています。
仕上がった写真を見て「やっぱりプリントした写真は良いもので、サイズを大きくすることで小さなデジタル画面と違う光景に見えてくるのは不思議。これも写真をプリントして作品に仕上げてくれる仕事をしてくれた方のお陰です」と感謝の気持ちを持ちました。
ひとつのものが形あるものに仕上がる工程の中には、何人かの人の助けが入っています。この世の中のもので、一人だけで完成形に仕上げられるものはないと思います。コラボ展のこの作品は、何人かの人のお手伝いによって完成しました。
このことに感謝して、コラボ展の会場に二つの作品を搬入したいと思います。