活動報告・レポート
2024年10月12日(土)
座談会
座談会

「和歌山県のこれからを考える」ことを目的としてスタートした座談会に出席しました。できるだけ若い世代に参加してもらって意見を聴き、参加者でその回答を導くと共に、行政の課題であれば取り上げていくことも行っています。

これまで教育や生活における行政の支援などをテーマにしていますが、今回は「わが国の経済と和歌山県と中央との経済格差」を取り上げて意見を交わしました。

今日、皆さんから出された主な疑問点や質問です。

  1. 先進国と比較して日本の賃金が安いというけれど、日本で生活をしているだけなら悪い影響はないと思います。
  2. 賃金が上がらなくても物価が上がらなければ生活は安定すると思います。
  3. 日本にとって黄金の1980年代は、この先も戻らないと思います。無理する必要はないのではないですか。
  4. 今の経済状況をどう見れば良いのですか。
  5. 国民所得が下がると何が問題になるのですか。
  6. 国内消費をしなければ日本経済は回復しないのですか。
  7. 欲しいものがないので消費しない生活スタイルになっています。日本はこれで良いのですか。
  8. 先日、中国の武漢に行ってきました。自動運転タクシーが当たり前のように配車されています。デジタル世界の中で日本は遅れていると思います。
  9. 同時に深圳も訪れたのですがハイテク企業の凄さを感じました。日本人が思っている以上にデジタル技術で差があります。日本の技術が世界一と思わない方が良いと思います。
  10. 日本銀行が金融緩和でお金を発行し続けているのは何故ですか。

以上の疑問点や質問に答えながら理解を深めていきました。さてこの経済状況下で和歌山県の経済はどうなのでしょうか。この点についても話を交わしました。

商工まつり
商工まつり

商工まつり会場で「龍馬World in和歌山」大会でボランティアとしてお手伝いしてくれた方と会いました。この方はJR和歌山駅で来賓の案内の声掛けとタクシーまでの誘導を担当してくれた方です。

外務省の広報担当室長をお迎えしてタクシー乗り場に案内するまでの間で、「今から約30年前に和歌山県に来たことがあります」と聴いてくれていました。タクシーに乗車した後、和歌山城ホール担当のスタッフに「今、外務省室長がタクシーに乗車しました。学生時代に和歌山県に来られた経験があるようです」と伝えてくれていたのです。

僕はスタッフから室長が和歌山県に来たことがある話を聴いたので、和歌山城ホールで出迎えした時に、和歌山県観光の話から切り出して随分と話が弾みました。これも情報を得ていたからです。

この話をしてくれたとき「彼(和歌山城ホール担当のスタッフ)なら機転が利くので、片桐さんに情報を伝えてくれると思っていました。片桐さんが室長をお迎えして控室に案内しているとき、私に情報を伝えた旨の報告をしてくれました」と伝えてくれたのです。

来賓を迎えるときは、些細な情報でも得ておくと話が切り出しやすくなります。室長とも和歌山県の話が始まり、観光や歴史の話題に発展していったので、この事前情報は役立ちました。大会は成功裡に終えたと考えていますが、その要因の一つがスタッフの方々がそれぞれの役割を果たしてくれたからです。

見えない場面でもしっかりと連携してくれたので、余裕をもって裏舞台も進行できたのです。表舞台で進行している陰には、裏舞台での動きがあります。支える人がしっかりと役割を果たすことがイベントなどを成功させるための必要条件です。

商工まつり会場でお会いして、この話を交わしながら「良い夏の経験になった」ことを感じました。みんなの力が重なって一つの大会を成功に導くことができます。誰が欠けていても同じ大会にはなりません。今更ながらですが、和歌山大会は「龍馬World」の歴史に残るものだと思っています。令和6年、和歌山県の夏が輝いた時間でした。

このように商工まつりで多くの方と交流を行うことができました。交流の場を持ってくれた皆さんに感謝しています。