県議会一般質問二日目です。本日は「わかやま成長産業開拓ビジョン」などの質疑が交わされました。これは和歌山県の経済成長や環境やデジタル化などの成長分野に挑戦し、産業化することで県の発展につなげることを目指したビジョンです。
今回、質疑が交わされたのは、洋上風力発電の導入やロケットと宇宙産業、蓄電池やカーボンリサイクル燃料に係るものです。
何でも洋上風力発電の導入について県は積極的で、岸本知事の政策の核の一つとなるものだと思います。これまで一般質問で洋上風力発電の導入について質疑を交わしてきましたが、洋上風力発電の導入よりも環境保全の観点が強く極めて消極的でした。提言した当時、時代を先取りし過ぎたのかどうか分かりませんが、当時と比較すると知事答弁に隔世の感があります。岸本知事が積極的な姿勢を見せてくれたことで県政が転換できたことは歓迎すべきことです。成長産業推進課が進めるべき政策である洋上風力発電を推進できない時代の方がおかしかったのです。現在、和歌山県が国に情報提供をしているので、その回答が今月末にでも示されると思います。期待をもって国の回答を待ちたいと思います。
また「大阪・関西万博」に係る説明を受けました。今回は安全対策や災害への備えを重点に「大阪・関西万博」が危機管理の観点から対策を講じていることを伝えてくれました。
本日も勉強になる一日になりました。
シンガーの羅布さんが歌い方のレッスンをしている時にお邪魔したところ、「歌は相手に向かって話しかけることが大事です。歌詞にある言葉は、その人に対して話している言葉ですから、歌ってはダメなのです。その人に語りかけることが歌なんです。でもサビの部分は知っている人が多いので、ここは語るのではなくて歌わなければなりません。サビは声を伸ばして歌ってください」と教えていました。
歌うのではなくて語りかけることが歌い方だと教えてくれたのです。そして「歌う時は歌詞を読んで自分が好きなところを歌うので、そこに向けて語りかけるのです。その人に感情を込めて語らなければ、言葉は伝わりません。自分だけが気持ちよく歌っているだけでは歌は伝わらないのです」ということです。カラオケで点数を競うのではないので、歌は語るように言葉を伝え、サビのところ、自分がここだと思うところで歌うようにしたら良いとのアドバイスです。語るとは言葉をつなげるのではなくて、単語ごとに区切って意味のあるようにすることかなと思います。一般的に言うところの「言葉を大事にする」ことです。
ところで語りかけるように歌ってみたところ、どうしても歌いたくなってしまいます。
言葉で伝えるために「我慢、がまん」と思いながら言葉を区切るのですが、これがなかなか難しいのです。歌った後に羅布さんが「では極端ですが、言葉を刻んで歌ってみましょうか」と言って歌ってくれました。その後にもう一度歌ったのですが、やはり身体にしみ込んだクセは直ぐに直せないので、歌を言葉で伝えることは難しいものだと感じました。
どの分野でも同じだと思いますが、やはりプロの視点は違います。プロに習うと上達が早いのはポイントを教えてくれるからです。我流よりも指導が大事、早い段階で習うことが上達の早道だと思います。勉強でも文化活動でも、スポーツでも、早い段階で良い先生から習うことが大事だと改めて思いました。
もちろん良い先生に習うには指導料が伴いますが、習うことの大切さが分かると対価が必要となるのは当然のことだと理解できます。指導者も、そこに至るまでに多くの時間とお金を投入してきたからです。時間とお金をかけたものには価値がある。これもどの世界でも共通のことですから、忘れないでおきたいことです。
- 建設委員会の案件に関する協議を行いました。来週に予定されている建設委員会で取り上げる項目を抽出して当局と協議を行っています。
- 京奈和自動車道建設促進に関する打ち合わせを行いました。和歌山県は早期完成を目指しています。
- 半島振興・地方創生対策特別委員会の課題について協議を行いました。