令和6年9月県議会定例会、一般質問初日を迎えました。先輩、同僚議員の質疑を聴いて勉強になっています。質疑の一部を紹介いたします。
現在、全国の共稼ぎ所帯の平均賃金は約440万円ですが、和歌山県の平均は約330万円だそうです。所得が増えないのであれば積立投資に資金を回すなどの啓発が必要ではないでしょうか。
全国平均から低いため、やはり県内企業の賃上げの必要性を感じます。原資があって投資ですから、県内経済の向上を目指す取り組みが必要です。
東京都、大阪府、そして福岡県が導入している宿泊税の導入も検討すべきではないでしょうか。
財源の確保の観点から先進地の事例を聴きとりながら検討しているところです。
議員をしているといろいろな人から電話が入ります。中には脅し不当な要求をしてくる人もいます。そんな時は録音したうえで、警察や弁講士と相談して対処することになりますと伝えています。県職員も仕事で苦情や要求への対応をしていますが、不当な要求に対しては断固たる措置、カスタマー・ハラスメントの壁になるような対策が必要ではないでしょうか。
和歌山県長期総合計画では人口減少対策も取り上げるべきではないでしょうか。
以上の論点の質疑がありました。人口減少は和歌山県だけの問題ではなく、現在89万人の県人口が100万人に増やすという議論は現実的ではありません。如何に食い止めるかが論点になります。例えば年間2千人が増加して、10千人が減少している人口動態に歯止めをかけるなどの方策を検討することになる見解を知事が示しました。
実現可能な対策を考えることも必要ですし、将来のあるべき姿を描くことも必要です。和歌山県長期総合計画では、そのことを追求したいと考えています。
経営者との懇談の中での話です。
「私のところにも多くの人からたくさんの依頼が来ています。しつこい依頼に対しては次のように伝えています。私の時給は4万円から5万円ですよ。私がそちらに伺うとしたら、私の日当を支払ってもらえますか。人が動くということはお金がかかっているのです。自分の仕事をしていればそれだけ稼ぐことができているので、私は無駄な仕事はしたくありません。あたなが日当を支払ってくれるなら伺いますし、もし支払いが難しいのであれば、将来のリターンのある仕事であることを証明してください。日当の支払いか将来のリターンが期待できるものか見極めてから対応します」。
それだけそこに行く意味の感じられない依頼が多いようです。
続けて「私はその人の会社や自宅を訪問しています。そこが以前と変わっていない事務所のままの状態だったり、古い家のままなら仕事は請けません。経営者として利益を上げているであれば事務所が新しくなっているべきですし、きれいになっていると思います。そして会社の成長と共に自宅も新しくなるべきだと私は考えています」ということです。
人が動くとお金がかかります。自分の仕事で働いている人に向かって、簡単に本業ではないことの頼みごとをしてくる人にはその観点がないようです。
最後に「経営者は自分が動くとどれだけのお金がかかっているのか把握しています。自分が一日、社業をしなければどれだけの損失があるのかも知っています。だから依頼を受けて動くためには将来のリターンを考えています。それを感じない依頼は断っています」と話してくれました。
なるほどと思う観点で勉強になりました。
- シンガーの羅布さんのレッスン会場を訪ねたこと。歌い方を分かりやすく教えていたのでレッスン後の歌い方が違っていることを感じました。歌うのではなくその人に語りかけることで心が伝わる説明してくれました。歌詞の意味を理解して、どこを重点にするかを自分で決めて歌うと良いとのことです。
- とてもお世話になっているお店を訪ねたところ、オーナーさんから「片桐さんの応援の会員さんがこれだけ集まりましたよ」と言って台帳を見せてくれました。嬉しい行為に心から感謝しています。