和歌山市内の海を活用した地域振興について話し合いました。京阪神から和歌山市内にマリンスポーツを楽しみに訪れる人たちがいます。春から夏、秋にかけてはマリンスポーツを楽しめますが、残りのシーズンにも海を訪れてもらえることを考えています。スケートボード練習場や3on3のバスケットボール練習場など、スポーツを楽しめる環境を整えることで人が訪れる海にすることを話し合いました。関わる人や環境づくりそして準備と運営資金の問題などがありますが、地域振興のために「やれることはやろう」と話し合った結果、準備を進めることにしました。
平成27年12月の県議会一般質問で「ペットとの共生社会の実現」を取り上げました。和歌山県として、その一部でも良いのでペットと共に暮らせる県になること。ペットと一緒に観光が楽しめる県にすること。そして殺処分ゼロを目指した県でありたいことなど、将来を見据えた提言を行いました。現代から考えると、少し時代が早すぎた感がありますが、ペットは家族という思いを持っている人が増えている現在、当時の提言のような共生社会を実現することが求められています。
高齢者がペットと共に暮らしているケースが増えていますし、残されたペットの生涯の責任の持ち方、ペットが生活の一部になっている場合のサービス提供のあり方など話し合いました。その参考になるものが東京都大田区の「わおん」です。「わおん」は、「愛犬と一緒に通える高齢者デイサービス」で、2018年6月1日に開所しています。
「わおん」デイサービスの主なサービスは次の通りです。
散歩に行くのを諦めていた高齢者も、愛犬とのお散歩リハビリを通して機能維持・向上を目指して頂けます。
飼い主がお風呂に入っている間、隣の部屋で愛犬もトリミングサービスやお風呂に入ることができます。
動物と触れ合うことで心が落ち着いたり、ストレスが軽減したりなどの癒し効果を得ることが実証されています。
和歌山市内にはないデイサービスの内容であり、この取り組みを参考にしながらペットとの共生社会に資するサービスを構築しているところです。
和歌山市内でのサービスインに際しての考え方として、ここに行くとペットと一緒にカフェやトリミング、ドッグランなどを楽しめる。デイサービスを利用する高齢者がペットと触れ合えること。アニマルセラピーも含めて元気になれることを目指す。旅行に行く時にはペットの宿泊ができる。高齢者が一緒に暮らしているペットと別れなければならない時は、責任をもって預かる。ペットと散歩の途中に気軽にカフェを楽しめる。
和歌山市内にはまだないペットと共生できる和歌山県を実現するために、以上のようサービス展開を実現したいと話し合いました。和歌山市議会議員の時に訴えたことの一つに「ペットの殺処分ゼロを目指す」でしたが、今なお、和歌山県のペットの殺処分率は改善されているもののゼロへの道のりはこれからの課題です。
殺処分率は文化度、民度の証明になるとも言われていますから、文化度の高い和歌山県であるためにも殺処分ゼロを目指した取り組みを行っています。今回の検討がその一助になるように取り組みたいと考えています。
思いを同じくする人が集まると良いアイデアや参考事例が出てきます。今後に向けた取り組みを行っています。
- 外国人労働者の派遣について話を聴かせてもらいました。現在、ベトナムやカンボジア、インドネシアなどからも受け入れています。和歌山県内での受け入れの可能性について検討しています。
- 働きやすい職場づくりのための施策について話し合いました。現役世代の働く人の育児や介護などの保障や休暇取得について制度を活用することで働きやすい職場環境を整えることが可能です。