活動報告・レポート
2024年8月18日(日)
バルセロナ日本祭り
バルセロナ日本祭り

「バルセロナ日本祭り」に行った人の話を聞かせてもらいました。今年で10回目を迎えるこの日本祭りの趣旨は次の通りです。

2024年6月15日と16日の2日間、バルセロナの海岸Moll de la Fustaにて開催される。

3万人以上の来場者が訪れるほど人気の日本イベントとして、今やバルセロナの夏にはかかせない存在となっている。日本から招待された伝統芸能の第一人者たちによる踊りや歌、和太鼓の実演やパフォーマンス、墨絵や忍術などの実演デモンストレーション、浴衣を着て撮影できるコーナーを巡りながら、立ち並ぶ屋台で購入できる日本食を楽しめる。

茶道部員のこの方は約二週間、バルセロナに滞在して「日本祭り」を楽しんできたと報告をしてくれました。

「バルセロナの人達は日本人を歓迎してくれました。日本祭りはもう10回目なので日本文化の良さを理解してくれているように感じました。言葉が通じなくても会場では日本文化を理解しあえる関係となりスペインを始めとする外国の皆さんと盆踊りを踊ったり、屋台食事をしたりと楽しみを共有して親しくなれました。

盆踊りは『東京音頭』と共に『バルセロナ音頭』も演奏されて外国の方々は大きな円を描いて踊り続けていました。日本人のように恥ずかしいだとか遠慮するとかはなく、踊れても踊れなくても円の中に入って楽しんでいました。

私が感じたこと。世界は一つだということです。ヨーロッパ中から人が集まっているようなこの祭りに参加していると『何故、いつまでも戦争をしているのだろうか。ここでは平和と世界はひとつを感じるのに、紛争がなくならないのは不思議』だと感じました。争いを繰り返すよりも楽しみを共有する方が人生は楽しいと思います」と話してくれました。

バルセロナの日本祭りでは、日本文化を基軸として平和を発信したそうです。報告を聴いて、日本文化を通じて世界平和を発信していること、交流を続けていることによる効果を感じました。そして「何故、平和な世界にならないんだろう」の感想の言葉の通り、世界が平和に向かわないことの不思議さを感じます。争いよりも楽しみを共有する方が良いに決まっているのに、そうなっていない世界が未だにあります。多くの人が望んでいる方向に世界は動くと思いますが、その速度が遅いのはそれを望んでいない人もいるということです。

しかし今回のバルセロナに行った報告のように、各自の平和につながる活動の報告を共有することで少しずつですが世界は動いていくようにも感じます。より多くの人が望む方へとベクトルは動いていくと思います。

土屋さん

今年お亡くなりになった故土屋さんの初盆を迎えました。お悔やみのため訪問したのですが奥さんが不在でした。本日、友人が土屋さん宅を訪ねたので奥さんと話をすることができました。土屋さん宅には何度もお邪魔をして、お二人と楽しい話をしたことを思い出します。応接室には手作りの送電鉄塔の模型が飾られていて「現役時代の思い出です」と話してくれたことや、写真がプロレベルなので写真の話をしてくれたことも思い出します。

写真展の案内をいただき何度も鑑賞させてもらいましたが、その作品は自宅でプリントしていたのです。「写真を引き伸ばしてもきれいに仕上げるためのプリンターを用意しています。自分でプリントする方が色彩など気に入るように仕上げることができますから」と言って自慢の写真とプリンターを見せてくれたこともありました。

一度だけだと思いますが、葵会主催のコラボ展で写真作品を一緒に展示したことがあると記憶しています。写真と県政の話を交わしたことも思い出します。

また台風など災害が発生した時の停電に備えて、自宅内に蓄電機器を備えていました。蓄電池も見せてもらいましたが、家庭用とは言えサイズが大きく有効スペースが割かれることに対して「台風などの時に停電で困ることを考えたら保管場所を確保することに問題はありません」と答えてくれるなど災害に備えた家屋にしていました。土屋さん以外に、自宅に蓄電池を備えている家を見たことがありません。

今年のコラボ展でも作品を飾ってくれると思っていたのですが、突然のご不幸が訪れたことは残念で仕方ありません。葬儀の席で奥さんから病気ではなく突然だったことを聴いて「健康にも防災にも氣をつけていた土屋さんなのに信じられない」と思いました。

今年開催予定の作品展も、きっと天国から観てくれると思っています。奥さんと話ができたことに感謝しています。