和歌山市立博物館で開催中の、陸奥宗光伯生誕180周年記念企画展「陸奥宗光と和歌山 宗光を支えた紀州の賢人」に大阪と東京からのお客さんを案内しました。この企画展は第36回「龍馬World in和歌山」大会に合わせて企画展を開催してくれたものです。企画展を鑑賞し終えたお客さんが階段で一階に降りてきたときに、陸奥宗光伯と坂本龍馬の等身大パネル前に出てくるようになっています。この二人のパネルは「龍馬World in和歌山実行委員会」が協力しているもので、館員さんに尋ねたところ「この前で写真を撮っている方は多いですよ」と話してくれました。今年の大会の記念に訪れてくれる人が多くいることは嬉しいことで、和歌山県の偉人の功績と宗光を支えた人たちの功績も知ってもらえる機会になっています。
和歌山大会に合わせてこの市立博物館での企画展と共に外交史料館での特別展、そして金沢文庫での特別展と、今年は陸奥宗光伯が関係した三か所で開催されていることを喜んでいます。
今年の和歌山大会は終わりましたが、それに付随する企画展を鑑賞してくれること、故郷の偉人の精神が現代に伝えられていることを嬉しく思っています。令和7年は高知県大会とタイの二会場で開催される予定です。二か所での同時開催は初めてのことなので、どんな大会になるのか今から楽しみにしています。そこに和歌山大会で発進した精神が残っているなら、なおさら嬉しいことです。和歌山県は今回、維新の志士たちの精神を受け継いで不平等条約を改正した歴史のバトンを受け取り渡した仲間入りを果たしました。「龍馬World大会」の歴史の中で成果を残し、和歌山県の名前を残せた夏になりました。今でも会う人から「坂本龍馬さんの大会は良かったね」「陸奥宗光さんの功績を知る機会となりました」などの感想を聴いています。ありがたいことだと感謝しています。
第60回エリア支部定時大会が開催され、来賓としてお招きをいただきましたこと感謝しています。この大会も歴史を刻んでいて、その中の一人として登壇させてもらえることを嬉しく思います。大会挨拶の中で一般質問を元とした県政の動きを紹介しました。
-
今春の「賃上げ」は一過性にしないよう質疑を交わしました。「賃上げ」は会社の業績と成長が不可欠です。和歌山県経済は必ずしも好調とは言えませんが、来春に向けて企業の成長を支援してくことが県政の役割です。業績を上げることが来春の「賃上げ」につながるので県として継続した支援を行います。
また今春、連合加盟組織と組合のある中小企業の「賃上げ」は達成できていますが、それ以外の会社が軒並み「賃上げ」できたものではありません。やはり組織があることは強みであり、役員の方々がリーダーシップを発揮してくれるお陰だと思います。実現すると簡単に思いますが、世の中には当たり前のことではないのでこの大会での議論を通じて強い組織であって欲しいと思います。 - 和歌山県の環境問題への対応とエネルギー政策としての洋上風力発電を進めたいと考えています。まだ地元説明や同意が必要な段階なのですが、将来の地域経済を支える産業として、雇用を確保する施策として、温暖化防止への県の対応として実現すべきものだと考えています。皆さんの協力と支援をお願いします。
- 老朽化しているJR和歌山駅の建て替えを含む駅周辺の再整備を進めています。本年度は構想を立て、来年度は基本設計、その次の年度は詳細設計へと入っていく予定です。県都和歌山県の玄関口であるJR和歌山駅の再整備を行うことで、将来の和歌山県発展のシンボルになるように仕上げたいと考えています。
以上の趣旨の挨拶をさせていただきました。