第二回目を迎える紀南支部定期大会に出席し挨拶の機会をいだたきました。
皆さん、こんにちは。昨年は結成大会に出席させていただきましたが、あれからもう1年が経過しています。委員長の下、慣れないであろう新しい活動に取り組んできたことに敬意を表します。
さて皆さんに送り出してもらっている県議会では知事と一般質問を交わし、県政の諸課題に挑戦しています。直近の県議会では「賃上げ」を取り上げて、働く者の声や連合和歌山の意見をもとに知事と質疑を交わしました。継続して「賃上げ」を行うためには県内企業の成長とメーカーへの価格転嫁が必要であり、その成長を県が支援していく見解が示されました。来年も再来年も「賃上げ」が達成でき県内経済と雇用を確保する取り組みを行っていきますので、引き続き執行部と情報共有を行っていきます。
また紀南地域における県政の動きについて何点か紹介します。
熊野白浜リゾート空港の延伸についてです。現在の2,000メートルの滑走路を2,500メートルに延伸する構想があります。大型機の発着を目指したものですが、これが実現するとアジアからのゲートウェイが白浜町になるので、この地域も和歌山県へのビジネス客と観光客の誘客が図れるので賑わいと経済効果が期待できます。もちろん現状が変わらないままで滑走路の延伸を図れることはありませんから企業誘致とインバウンド観光客の誘致、そして旧滑走路の防災拠点化などと共に取り組む必要があります。県政全体を鳥瞰しながらこの国際空港の課題に取り組んでいく姿勢で挑みたいと考えています。
また近畿自動車道紀勢線ですが、すさみ町から串本町までの区間が令和7年3月に開通を予定していましたが、硬い岩盤に突き当たり工事が止まっています。現在、専門家による工事方法の協議を進めているところで、予算との兼ね合いで最適な工法を選択し工事を再開する予定ですが、工事開始と共用開始の目途が立っていません。この進捗に関しても執行部と情報共有を行い、皆さんのお仕事や生活面での支援につながるよう連携を図りたいと考えています。
もうひとつが串本町でのロケット発射ですが、爆発の原因を調査中であり、原因の究明と対策を検討した結果に基づいて、第二号機の打ち上げも視野に入れているところです。
最後になりますが、熊野古道が世界遺産に登録されて今年が20周年を迎えています。当時、熊野古道を世界遺産にするために幾つかのしかけをしていますが、その一つにこの地域で開催された博覧会があります。当時、実行委員会に出向して仕事をしましたが、あれから25年目を迎えることになりました。それを記念して実行委員会メンバーで集まることにしていますが、とにかく時間外も含めて懸命に仕事をした記憶があります。そんな経験があることからこの地域には思い出がありますし、熊野古道が世界遺産になったこともあって愛着を感じています。そんな経験からも、県内発展のために皆さんと一緒に諸課題を考えていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
この大会が皆さんからの活発な意見と執行部との議論によってよい成果を導くことを期待してお祝いの挨拶といたします。本日のご盛会、誠におめでとうございます。
- クリーニングのお仕事をしている方と懇談しました。今年の夏は異常な暑さが続いていますが、このお仕事は「作業場がとても暑くてたいへんです。クーラーなしに仕事はできません。でも仕事ですから頑張っています」と笑顔を絶やさずに話してくれました。お客さんの大切な衣装を預かっているので慎重に、丁寧に仕上げる必要があるたいへんな仕事です。暑さに負けず笑顔で頑張っている姿に接し、暑さに負けないような元気をいただきました。
- eスポーツをしている小学生の練習場に入り、その様子を拝見しました。熱中することが上達のために必要なことだと思いました。