紀の川改修促進期成同盟会定例総会と和歌山県高規格道路建設促進委員会通常総会、および事業説明会に出席しました。総会においては令和5年度の決算案、令和6年度予算案など全ての議案が承認されました。
事業説明として「紀の川改修工事」「京奈和自動車道の進捗状況」「近畿自動車道紀勢線の整備状況」および「近畿自動車道紀勢線のうち印南と南紀田辺間の進捗状況」などの説明を受けました。
「紀の川改修工事」は、大雨時の紀の川の氾濫を防ぐために狭窄部の改修や新六箇井堰の撤去などを行っています。所謂「流域治水」の考え方に基づいて河川の流域全体で行う治水対策を進めています。これまでの治水計画を、気候変動による降雨量の増加などを考慮したものに見直しを行い、集水域と河川区域だけではなく氾濫域も一つの流域と捉えています。
この対策の考え方は次の三つです。
- 氾濫をできるだけ防ぐ、減らす対策
- 被害対象を減少させるための対策
- 被害の軽減、早期復旧、復興のための対策をハードとソフト一体で多層的に進める
紀の川の改修に関しては、以上の取り組みを行っています。
「京奈和自動車道」に関しては、全120kmの区間のうち奈良市内の16.8kmが事業中となっています。また和歌山県内の紀の川インターチェンジにおいて路面変状が見つかり通行止めが続いていますが、令和6年5月に復旧工事に着手しています。工事期間は概ね1年間で復旧させる見通しになっています。
なお近畿自動車道紀勢線の四車線化に伴う工事は進捗しています。また阪和道阪南インターチェンジと海南インターチェンジの間の27.3kmは供用開始から約50年が経過していることや塩害劣化による抜本的対策を実施しています。それに伴う和歌山北インターチェンジと和歌山南スマートインターチェンジの区間の大規模更新を令和3年10月から更新工事に着手しています。安全と長寿命化のために必要なリニューアル工事なので、皆さんのご理解をお願いいたします。
平成26年だと思いますが大雨で和田川沿いの大多数の家屋が浸水したことから、河川改修工事を行っています。10年以上経過していると思いますが、現在も上流に向かって改修工事が続けられています。川幅の拡幅と川底の浚渫など、大雨でも当時のように浸水しないように改修工事を行っているところです。今回、地元の方から「河川改修工事が始まってから家屋のひび割れや歪が生じているように思う」との依頼があり現地を訪問しました。
この場所の河川工事は終えていますが、道路のひび割れなどがあり補修した地域と近くでした。ただ和田川とこの場所が約10メートル離れていることなどから、河川工事とひび割れとの因果関係を証明することは難しいこともあり、持ち帰って検討することとしました。前面の道路を歩きましたが、この和田川沿いの道路に異常がなく陥没している痕跡もなかったので、工事の工法と当時の資料などを調査して、問題がなかったのかの検討に入ることにしました。和歌山市では危険を伴うような暑さの中、現地視察に同行していただいた職員の皆さんに感謝しています。
- 実家に立ち寄り庭に茂っていたシダのような雑草の引き抜き作業を行いました。生憎、草刈りの道具を持っていなかったので手作業となりましたが、小山のような雑草を削り取ることができました。但し、この暑さなので汗が噴き出してきましたが、雑草が少なくなり気持ちよくなりました。
- 韓国の姉妹都市とのスポーツを通じた交流について国際担当課と話し合いました。
- 県政報告用の資料を準備しました。今週末と来週に予定があるため部数を用意するなど作業を行いました。
- 能登半島支援チャリティートーク&ライブで預かった皆さんからの義援金を市役所に届けました。今年2月29日に最初のチャリティーを始めてから、今回が8回目となります。和歌山県の皆さんの気持ちを、今も被災地に届ける活動を行っています。