平群町で開催された「Honey GOLD」のワンマンライブに行ってきました。今回は夏休み企画として「こばと学園」の子ども達を招待して参加することにしました。学園付近からバスで平群町に向けて出発したのですが、いつも慰問でご一緒している会社の皆さんが見送りに来てくれていたので、挨拶を交わしバスに乗り込みました。約1時間30分の道のりを子ども達と随行の先生方と一緒にライブを楽しみに向かいました。
会場でスタッフの皆さんが待ってくれていて楽屋に「こばと学園」様と書かれた部屋を用意してくれていました。子供たちは出演者の隣の部屋で待つことができ、大喜びで開始時間を楽しみに過ごしました。
ライブは午後3時にスタートし、終演は午後7時40分ごろでした。ゲスト出演もあったのですが迫力あり、感動あり、ノリがある見事なライブでした。曲に合わせて和服、ドレス、そしてカジュアルな衣装に着替える構成で、3時間を超えるライブはエンターテインメント性のある時間に仕上げていました。
中でも特に感動したシーンは「Honey GOLD」が舞台の語りで「こばと学園」に触れたことです。
「僕たちが結成したきっかけは『こばと学園』の子ども達からお手紙をもらったことでした。この手紙をもとにして作った曲が『夢のおはなし』で、この曲が『Honey GOLD』としての最初の曲で、そこから活動がスタートとしたのです」と話がありました。
当時、メンバーはこれからの音楽活動の方向性について悩んでいる時期でした。メンバー編成や活動のあり方など悩んでいた時に和歌山市の「こばと学園」を訪ねて、ミニコンサートを行ったのです。コンサートの後、メンバーの元に学園の子ども達からのお手紙が届いたのです。メンバーは届いた手紙を全て読んで、子ども達に返事を書きました。メンバーはこの時のことを「悩んでいた時期に子ども達から受け取った手紙を読んで勇気をもらいました。悩みがなくなり3人で『Honey GOLD』を結成し、活動をスタートさせたのです」ということです。つまり「こばと学園」はメンバーにとって活動をスタートさせた原点で大切にしている場所であり思い出なのです。学園の子ども達は年月が経たことから入れ替わっていますが、今もメンバーはミニコンサートに出かけてくれています。
子ども達とやり取りした手紙の言葉が歌詞となり「夢のおはなし」という曲になったのです。
この曲はメンバーにとって特別なもので、いつもコンサートのエンディングで歌っています。もちろん、「この曲は和歌山市にある『こばと学園』の子ども達からもらった手紙がきっかけでできた曲です」と紹介することを忘れたことはありません。
今日のワンマンライブでも曲の紹介とともに「こばと学園」の子ども達が会場に来ていることを紹介してくれました。
そしてライブの最後に司会者が「こばと学園」の子ども達を紹介し舞台に上げてくれました。子ども達は「Honey GOLD」に向かって手紙を読み上げてくれたのです。そこには「こばと学園」の子ども達は「夢のおはなし」が大好きな曲なので学園で聴いていることが語られました。「Honey GOLD」の原点である学園で、年月が経てもこの曲が引き継がれていることを伝えてくれたのです。
アンコールはミュージカルのオーラスのような雰囲気になりました。出演者全員が舞台に上がり、観客と一緒に歌って踊りました。地元、平群中学校吹奏楽部の部員も駆け足で走って盛り上がり若い力を発揮してくれました。この中学校は「Honey GOLD」のボーカル二人の出身校だそうです。会場が一体となった、とても楽しくて幸せな時間になりました。
参加した子ども達にとって、夏休みの大切な一日になったと思います。いつまでも今日の日が消えないことを願っています。
感動を与えてくれた「Honey GOLD」と出演者の皆さん、そしてスタッフの皆さんに感謝しています。ありがとうございます。