活動報告・レポート
2024年7月22日(月)
東部の会
東部の会

コロナ禍の影響で中断していた東部の会が4年ぶりに開催されました。一か月ほど前に今回の幹事から案内をいただいていたので参加しました。久しぶりの再会で笑顔の溢れる会となりました。開会に当たり県政報告の機会をいただきました。

皆さん、こんばんは。4年ぶりの開催でもあり、先輩方とお会いできることを楽しみにしていました。幹事さんから時間を頂戴したので、先の6月議会での質疑について説明いたします。この議会では「賃上げ」に関する一般質問の質疑を知事と交わしました。今春の春闘での賃上げは満額回答の会社も多く、中でも和歌山市内の日本製鉄では3万円の要求に対して会社回答は3万5千円と要求額を上回っていました。但し物価上昇が続く中、実質賃金はそれを下回っていることや大企業の賃上げに対して中小企業は追いついていないので、来春の春闘では実質賃金を上回ることや中小企業の賃上げについても継続することを求めました。知事からも賃上げの原資は企業の成長によるものであり、企業成長が賃上げにつながるものなので、企業の成長を支援することで継続的に賃上げにつなげたいとの回答も得ました。給与を上げることが県内経済のために必要なことなので、今春の結果を来年につなげることを県政の取り組みとして認識しました。

またその前の議会ではJR和歌山駅周辺の再整備についての質疑も交わしています。関西の県庁所在地のJRの駅で最も古いのが和歌山駅なので、駅舎の建て替えと周辺の再整備は喫緊の課題だと捉えています。本年度は基本構想を議論していますし、来年度は基本設計、その翌年度は詳細設計を予定しています。

再整備の範囲はどこまで含めるのかは、これからの議論になりますが、駅の西口と東口は勿論のこと、駅前と周辺も対象としています。但し地元同意などが得られない場合、必要以上に再整備を遅らせることはできないので、可能な範囲での再整備を行うことにしています。ですから現段階では再整備の範囲は未定ということになります。

和歌山県の玄関口であるJR和歌山駅の再整備は重要な課題ですから、皆さんの意見も伺ってより良い計画に仕上げたいと考えています。

そして和歌山県の地球環境問題とゼロカーボンの取り組みとして、民間ですが洋上風力発電を進めています。海域の利用は国の所管なので、現在国の回答待ちの状況ですが、秋の結果次第で計画は進められることになります。勿論、地元と漁協さんとの話し合いが必要であり、同意をいただくことが前提ですが、和歌山県として取り組むべき大事な施策なので、皆さんの支援をお願いしたいところです。

最後になりますが、東部の会の皆さんとお会いできる今日を楽しみにしていました。今日の報告の内容はお配りしている報告書の通りですので後ほどご覧いただき、この後の意見交換を楽しみにしています。幹事さんが段取りしてくれたお陰でみんなが集まることができました。感謝申し上げて報告とさせていただきます。ありがとうございます。

その他
  • 公立学校の教育について話を聴かせてもらいました。学生の人数が減少していますが、地域に高校があることは地元にとっての誇りであり、子ども達が地元に残ってくれる機会でもあるので、統合は慎重にして欲しいことの依頼をいただきました。もし統合などで公立高校が地域から消えるのであれば、跡地に私立高校を誘致するなどして、子ども達に教育機会を与えられる環境を創り出して欲しいとの要望もいただきました。
  • 今夏の視察研修会について話し合いました。視察のテーマは外交、教育、防災対策、宇宙、eスポーツ、AI医療などを取り上げます。研修先は協議中ですが、実りあるものに仕上げていきます。
  • TSMCが進出している熊本県の状況を聴かせてもらいました。雇用確保や賃金上昇など良い面があり、逆に地価が上がったことによる賃貸料金の改定や、マンション価格の高騰などの問題も発生しています。課題はあるもののハイテク企業が進出することの経済効果は凄まじいものがあると感じます。