活動報告・レポート
2024年7月21日(日)
法要
法要
感應寺

和歌山市内の感應寺で叔父さんの三回忌を執り行いました。年月の過ぎる速さは光のように感じます。法要の待ち時間、感應寺の寺院の屋根の修復作業の様子を映像と説明を聴かせてもらい、ここで知り得たことがあります。

陸奥宗光伯の伊達家のお墓がここにあるのです。それを知ったのは、先週開催した「第36回龍馬World in和歌山」大会に出席してくれたことを聴き、その理由を尋ねたことからで す。この全国大会に出席したのは陸奥宗光伯の父親である伊達千広のつながりがあったからで、「このお寺に伊達家のお墓があります」と話してくれたのです。

感應寺

それ以外にも初代紀州徳川家藩主、徳川頼宜公の正室は加藤清正の五女だったことから「加藤家のお墓もあります」と聴きました。加えて坂本龍馬を暗殺したと陸奥宗光伯が勘違いした三浦家のお墓もあるのです。陸奥宗光伯は天満屋を襲いましたが、そこに犯人だと思った紀州藩公用人の三浦休太郎がいたからです。

江戸時代の紀州で活躍した人物のお墓が感應寺にあることを知りました。これまで何度も訪れていますが、この事実は初めて知りました。紀州の歴史の奥深さと地元でありながら知らないことがたくさんあることを感じました。

法要の後に伊達家のお墓も訪ねました。広いお墓でしたが「今ではお参りする人は少なくなっています」ということでした。

本堂から歩いて無縁仏の前を横切り墓地に入るのですが、子どもの頃、この道を歩くのが怖いように感じていました。大人になって歩いてみると距離は短いのですが、小学校低学年の子どもにとっては長く感じたのです。無縁仏がたくさん並んだ墓地の入り口の光景は別世界のように感じ、現世と向こうの世界を隔てた空間のように感じたものでした。

今は叔父さんも向こうの世界に逝ってしまいましたが、別世界ではなくて心の中でつながっていることを感じています。法要の席で住職は「亡くなった人のことを思い出すことが一番の法要です」と話してくれましたが、時々、思い出すこと、思い出話をすることが法要になると思います。

感應寺

江戸時代の歴史の跡が寺院にあったことに驚きましたが、やはり「何事にも関心を持つこと、話を聴くことが大事」だと思いました。「伊達千広と陸奥宗光伯のことを知りたいので改めて訪問します」と言って寺院を後にしましたが、近いところに歴史の跡があり私達とつながっていることの不思議さを感じました。これも「龍馬と宗光」のお陰だと感謝しています。全国大会の成果がここにもありました。

僧侶からは「陸奥宗光が伊達家であることを知っている人は少ないですし、陸奥宗光が和歌山県出身であることを知っている人も少ないと思います。まして不平等条約改正を成し遂げた人であるとこも知られていないのではないでしょうか」と話してくれたように、ここに伊達家が眠っていることを知る人は多くないと思います。

感應寺

叔父さんの法要で訪れたことで歴史談義と寺院の修復作業の話となりました。修復作業に際しては「若い大工さんに参加してもらうように依頼した」そうです。それは木材を継ぐ作業を経験する機会が少ないので技術の伝承のためベテランと一緒に仕事をする絶好の機会になったからです。本堂の屋根の修復で人を育てること、技術の伝承に務めた寺院の気持ちを嬉しく思いました。ここにも伝統を引き継いでいるお寺の大切な役割を感じました。人材育成と技術の伝承は簡単なことではありませんから、意識しておかなければ途絶えてしまうものです。感應寺を訪れたことによって、改めて「龍馬と宗光」からの未来への伝言を語り継ぎたいと思っています。

能登半島支援チャリティーコンサート
能登半島支援チャリティーコンサート

能登半島支援チャリティーコンサートを行いました。今回が8回目となるもので、会場を提供してくれたオーナーさん、チャリティーコンサートに参加してくれた皆さんに感謝しています。皆さんから善意を能登半島に届けます。

挨拶では、今朝の感應寺で知ったことと昨日の有田市の話から「地元の人から話を聴くことはとても大事なことで、まちづくりのヒント、地元の良いところが分かります。和歌山市も有田市もそして岩出市も同じ和歌山県なので、よい和歌山県をつくり上げましょう」と伝えた他、能登半島支援の経過から「能登半島の被災地では水道の復旧が遅れています。広域水道の考え方も防災対策となるものです。和歌山県では令和5年3月に広域水道計画を策定しているので、災害に強い水道と将来の水道のあり方を考えるべき」であることも伝えました。安全と安心は何もしないで維持できることはありませんから、チャリティを機会に説明させていただき、一緒に災害対策を考える機会としました。

オールジャパン関西歌謡祭ミニ大会

オールジャパン関西歌謡祭ミニ大会に参加しました。歌謡の間に挨拶の時間をいただき、県政報告をさせていただきました。JR和歌山駅の建て替えについて、熊野白浜リゾート空港のアジアとの就航について、地球温暖化防止とエネルギーの確保のための洋上風力発電についてなど和歌山県の主な動きを説明しました。

オールジャパン関西歌謡祭ミニ大会 オールジャパン関西歌謡祭ミニ大会