活動報告・レポート
2024年7月17日(水)
「大阪・関西万博」の和歌山ゾーン
「大阪・関西万博」の和歌山ゾーン

「大阪・関西万博」の和歌山ゾーン出演に関わる会議を行いました。和歌山ゾーンへの出演が決定したことから実行委員会を組織して企画することにしました。第一回目の検討内容は次の通りです。

和歌山ゾーンなので和歌山城をテーマにすることにしました。当初、総合構築ディレクターによると「和歌山ゾーンのコンセプトとして、和歌山城は考えていない」ということでした。テーマは「高野山、白浜、熊野古道」であり、これは和歌山県と言えばこの三か所が代表的な観光地というのが理由です。残念なことに和歌山ゾーンに県庁所在地の和歌山市は入っていませんし、和歌山市のシンボルである和歌山城は含まれていません。そのため最初の話し合いの中で「和歌山城は考えていない」ということになったのです。

しかし和歌山市から出演することに対して、和歌山市以外の観光地を演じることは市民として残念なことなので「和歌山城をテーマにしたい」と申し出たのです。そうしたところ「和歌山城をテーマにしても良い」と答えてくれたのです。

繰り返しますが総合構築ディレクターは「伝統産業、伝統工芸、南方熊楠など歴史的功績のある人物、そして高野山と熊野古道などにフォーカスしている」ということです。和歌山県を代表するものが列挙されていますが、見事に和歌山市は外れています。

このことから実行委員会では「和歌山城を取り上げよう」と決定しました。着物を着衣して江戸時代の紀州を舞台に庶民が生活している様子や商人が活き活き商いをしている様子を演じることとし、そこに大奥から人物が登場することを検討しています。

参考までに江戸時代に大奥があったのは江戸城と和歌山城だけでしたから、紀州五十五万石の文化を演出して和歌山県への関心を持っていただきたいと考えています。

また和歌山ゾーンのコンセプトは「お祭りではなく美術館やミュージアムとして洗練された場」に仕上げるようなので、和のミュージカルのような感覚で考えています。

そのため「江戸時代の紀州の文化を学ぶことから始めよう」となりました。どのような生活をしていたのか、どんな着物を着ていたのか、どんな文化が好まれていたのかなど、紀州の文化を知って、出演者の人数や予算などにもよりますが可能な限り忠実に演じたいと考えています。紀州の文化が現在に受け継がれて、魅力ある観光地であることを伝えたいと考えました。

先週から昨日までフロリダから和歌山県に来てくれた方は「和歌山県の空気は引き締まっていて緑が心地よいのです。こんな場所は日本でも少ないと思います。」と話してくれたように、「記紀」の時代から文化が育まれ自然信仰の中心であった和歌山県は、歴史と文化と共に神が宿る自然が現存しているのです。

後半の部分は世界遺産である高野山と熊野古道に委ねるとして、前半の歴史の部分で和歌山城と城下町文化を取り上げたいと考えています。

また和歌山城で結婚式を挙げた事例があります。天守閣で結婚式を挙行したことで注目され、追従して天守閣で結婚式を挙げるお城が増えていると聴きました。ただ和歌山城での挙式は夜間だったそうです。その理由は分かりませんが、昼間に活用はできなかったようです。他のお城では昼間の挙式も行なっているので、和歌山城が使えない理由は更に分からなくなっています。この和歌山城での挙式の実績も和歌山ゾーンで紹介して、現在の和歌山城の魅力も発信したいと考えています。

「大阪・関西万博」の出演まで未だ1年以上の期間がありますが、今から企画を検討していきます。

その他
  • 新年度2回目のLC例会に出席しました。今回は地区役員の職務訪問があり、新年度の国際会長の方針を伝えてくれました。また昨年度の決算案と本年度の予算案の提案を行い承認されました。