「いきいきシニアわかやま」で太田城と吉宗ウォークを担当してくれた講師の方とお会いました。「片桐さん」と声を掛けてくれたもので、つながったご縁に感謝しています。
講師のYさんの案内は、参加者に優しくて丁寧に語ってくれるのでとても分かりやすいのです。Yさんは「龍馬World in和歌山大会はお疲れ様でした。和歌山城ホールは賑わっていましたね。和歌山県の歴史と偉人にスポットを当ててくれたことは有難いことです。観光につながると良いですね」と優しい口調で話してくれました。
太田城の水攻めの語りも、吉宗の幼少期から紀州藩主になった時の語りも丁寧に伝えてくれたので、参加者は故郷の歴史と偉人を身近に感じることができました。「いきいきシニアわかやま」の講師の方々は勉強熱心で、参加者に楽しみながら知識を伝えてくれています。
自分でノートを作って話す内容を記していることや、図画などの資料を用意して現地で説明してくれるので分かりやすいのです。そして事前に案内する箇所を歩いて回り、そこで氣づいたことをメモして当日語ってくれています。やはり現場に行かなければ氣づかないことがありますし、案内ルートの下見をしておくことで余裕が生まれます。本番の時に初めて訪れるようでは、案内人にゆとりがなくなってしまいます。現場を訪れたことによる余裕が語り口調を後押しすると思います。
「いきいきシニアわかやま」の活動は夏も秋も続きますが、大勢の参加者が集まってくれます。企画が良いのと案内してもらって歩くことの楽しさを感じているからです。今年の大河ドラマが「光る君へ」なので、源氏物語をテーマにした見学会も開催していますし、熊野古道が世界遺産に登録されてから20周年の年なので、熊野古道ウォークも開催する予定になっています。役員の皆さんは1年先の動向を踏まえて「どんな企画をすれば参加者に楽しんでもらえるだろうか」と議論を交わしています。毎月1回、役員の皆さんと会議を行っていますが、社会の動向を考えてイベントの企画をしていることが分かります。暑い夏ですが8月の企画も楽しみにしています。
声を掛けて話をする機会を取ってくれた、和歌山市内の歴史ウォークの講師の方に感謝しています。
ところで「いきいきシニアわかやま」役員の方が陸上自衛隊第3音楽隊のコンサートの感想を伝えてくれました。
「有難うございました。コンサートの帰りに名指揮者に声かけして『久しぶりの感激感動を起こしました』と感謝のことばを伝えて握手をしました。良い笑顔で握手を交わしました。感動は人を変える、熱く燃えた時間でした。若いエネルギーは素晴らしい。タクトが一つの線から点になるリズムワークが非常によかったです。司会者の話し方リズム演奏のまとまり。何でも一つにまとめる事の重要さを学びました」というものです。シニア世代にあって感性溢れている皆さんです。
要望を聴かせてもらいました。
「JR和歌山駅の建て替えや周辺の再整備を行うのですか。もしそうであるなら一つお願いがあります。和歌山市は高齢社会に入っていますから、車の運転を止めて自転車を移動手段にしている人が増えています。私はJR和歌山駅にも自転車で行っています。そこで困っていることは自転車置き場です。地下に駐輪場がありますが、地下に自転車を押しながら進入する階段の勾配がきつくて、転倒しそうになるので危険なのです。再整備の機会に高齢者に配慮した駐輪場にして欲しいと思います」というものです。
JR和歌山駅周辺再整備に関しては高齢社会に配慮した発想も必要です。検討委員会を設置すると思いますが、高齢者や若い方々の意見も取り上げてもらえるよう要望します。