活動報告・レポート
2024年7月15日(祝・月)
和歌山・フロリダ交流協会
和歌山・フロリダ交流協会
和歌山・フロリダ交流協会

「和歌山フロリダ交流協会」の会議を行いました。西フロリダ大学の本田先生が和歌山市に来てくれたことから、本日の会議が実現したものです。和歌山県とフロリダ州が姉妹県州を提携してから29年を迎えているので、来年は30周年の年に当たります。現在、姉妹県州提携30周年を記念した事業を検討しているところです。

ところで民間団体である「和歌山・フロリダ交流協会」はコロナ禍においてもZOOMで会議やフロリダの音楽会を鑑賞するなど交流を続けてきました。それ以前の20周年記念の年には民間団体としてフロリダ州を訪問するなど定期的に交流を続けています。そこで今回、来年の30周年記念事業を迎えるに際して、フロリダ州から和歌山県にゆかりのある皆さんが訪問してくれる話になりました。私達交流協会は心から歓迎することとし、視察行程や交流内容を検討することにしました。

ところで今回、本田先生がフロリダから和歌山県に来る行程を聞いて、とても驚いたことがあります。フロリダからアトランタ空港まで国内移動、そこから韓国のインチョン空港を経由して関西空港に入っているのです。明日、同じ行程で帰国する予定ですから、関西空港とアメリカとの飛行機の接続が悪いことに驚いたのです。確か国内航空会社はアメリカ東海岸までの直行便がないと聞いていますが、デルタ空港を利用しても韓国経由になっているのです。果たして日本国の地位の低下なのか、関西がアメリカ市場から重要視されていないのか分かりませんが、とにかく不便でビジネスや観光で首都圏に劣後しているのが現実です。当然、アメリカから和歌山県へのビジネス客や観光客が少なくなっています。

和歌山・フロリダ交流協会

また指摘があったのですが「これまでは、日本に到着すると空港のトイレがきれいなのでホッとしていました。アメリカはもちろん、外国のトイレは汚れているのに対して、日本のトイレは清潔で安心できていたのです。ところが今回、がっかりしました。関西空港のトイレは以前と違って汚れていたのです。むしろインチョン空港のトイレの方がきれいだったので『日本はどうしたのだろう』と思いました」とのことです。

日本の公共施設のトイレは世界一きれいだと思っているので、この指摘には驚くと共にがっかりしました。トイレをきれいに保てていないことは掃除の費用を縮小した経済性なのか、使用する側の意識の問題なのか分かりませんが、日本国として問題だと思います。

和歌山・フロリダ交流協会

但し、洗面台が汚れている理由として、関西空港ではペーパータオルを設置していないことが挙げられます。アメリカと韓国の空港ではペーパータオルを設置しているので、洗面台の汚れに氣づいた利用者は、そのペーパータオルで飛び散った水を拭いてくれるのです。関西空港ではジェットタオルなので飛び散った水を拭きとる人がいないのです。これは資源を大切にする国民意識と、地球環境問題への意識の高さから来ているものなので問題はないと思います。

本田先生はフロリダでの生徒や友人に対して「日本の公共施設ではペーパータオルが無いところがあるので、日本に行くときはハンカチを持っていくように」と伝えています。アメリカでは日本は環境保全意識の高い国であることは理解してくれています。それを差し引いてもトイレの美化に努めなければと思います。

さて来年の姉妹県州30周年に向けた話し合いを終えました。20周年に引き続いて交流協会としてフロリダでの陶芸と能面の展示などを基本に、30周年記念でできることを考えていきます。

コンサート
羅布さんコンサート

和歌山市内の「あまどころ」で羅布さんのコンサートが開催されたので応援に駆け付けました。

和歌山県を中心に活動をしている羅布さんですが、今回は羅布さんの持ち歌である「和歌山県の歌」を中心に据えて歌ってくれました。「歌の力で和歌山市を盛り上げていきたい」といつも語ってくれているように、市内外でのコンサート活動で来場者に元気を与えてくれています。今日も語りと演奏で、集まった私達に元気を分け与えてくれました。

羅布さんコンサート

提案として「名古屋城では城内にある広場の四隅にマイクとアンプなどを設置し、誰でも気軽にミニコンサートができるようにしています。城内の倉庫に鍵はかけていますが、お城の管理事務所で貸し出してくれているようです。事前予約などの手続きをしていなくても気軽に演奏ができ人が集まるしくみになっています。先週、名古屋から音楽プロデューサーが和歌山城に来てくれた時、砂の丸広場を見て『名古屋城内の広場よりも大きくて立派です』と話してくれました。しかし平日だったので人影はなく、もちろん音楽演奏もありませんでした。市民やミュージシャンが十分に活用できていないようなので、これはもったいないことです」ということです。演奏会やコンサートを開催しているとファンや友人を中心に人が集まってきます。お城に人が集まる方法の一つとして音楽がありますから、賑わいと集客のためにも音楽イベントが気軽にできる環境を整えたいものです。