和歌山県隊友会定時総会の案内をいただき出席しました。令和6年度の総会のため、令和5年度の決算と活動結果、および令和6年度予算案と活動計画案の提案と審議があり、すべて原案が承認されました。役員の皆さんの活動に敬意を表します。
大会では議案以外にも活動報告と連絡がありました。主なものとして、社会貢献活動で、財団法人社会貢献支援財団から表彰を受けたことがあります。日常の活動が評価され会長が代表して東京での授賞式に出席しています。
また「龍馬World in和歌山」大会での陸上自衛隊の演奏についても報告がありました。これは和歌山城ホールでの演奏会を開催するもので、和歌山県隊友会が主催、協賛として「龍馬World in和歌山」実行委員会が入っています。和歌山県で開催される全国大会を盛り上げてくれるものです。
コンサートのテーマは「海の恩恵に感謝するとともに、海洋国日本の繁栄を願う」で、サブテーマとして「我が国を、海を越えて拓いた坂本龍馬と陸奥宗光が令和に伝えるメッセージ」としています。このテーマを和歌山県から音楽演奏を通じて発信できることを嬉しく思います。
隊友会の活動報告を聞いて、私達の見えないところでこの国と地域を護ってくれていることに感謝の念が堪えません。本年度の活動も応援しています。
友人の結婚式と披露宴に出席して皆さんと一緒に御祝いしてきました。笑顔の花が咲くの例えがありますが、まさに笑顔の花が各テーブルで開いたような披露宴となりました。
僕は出席者を代表して、主賓挨拶をさせていただきました。これまでのつきあいと優れたビジネスセンスを持ちながらも人に優しく親切な人柄を紹介しました。その上に立って、彼の仕事はまだスタート地点に立ったばかりで、これからさらに伸びていく人材なので、ここにいる私達が応援して一緒に伸びていくことを話しました。
披露宴は感動の連続でしたが、中でも最も感動したことがあります。新郎である友人のお礼の挨拶です。涙で言葉が詰まった理由が分かりました。
「皆さん、本日はありがとうございました。途中、着替えのため退席する時、父と一緒に会場を出ましたが、その時、思ったのです。父は明日入院します。とても重い病気で治るかどうか分からないのです。もしかしたら最後になるかも知れないと思うと、涙が止まらなくなりました。僕にとって父と母、家族はとても大切な存在で、これまで懸命に仕事をしてきたのは家族に喜んでもらい幸せでいてもらいたかったからです。
僕の仕事は家族と友人のためにあると思ってやってきました。僕の家族と友人に幸せになってもらいたいと思う一心です。ところが父がいなくなるかも知れないと思うと言葉が出てきません。これまで一緒にいた人が一人でもいなくなってしまうと、仕事の意味はあるのだろうかと思ってしまいます。これからも健康でいて欲しいと思い涙がこみ上げてきました」という主旨の挨拶でした。
両親がいて自分がある。仕事は家族と友人のためにある。前向きに進む力が強くて、そして優しい友人らしい挨拶の言葉です。僕も聴いていたのですが、友人のお父さんは昨日、今日の結婚式に出席するために退院して、明日、再び入院することになっています。そして「入院した後はどうなるか分からない」という状態です。お父さんは、友人達がお祝いしてくれる席にいられたことを嬉しく思っていることが表情から分かりました。きっとこの瞬間に立ち会えたことを忘れることはないと思います。結婚式の席で、限られた命の話を聴くとは思っていませんでしたから、命と人生の重み、そして限られた人生だから良い友人達と仕事ができる日々を過ごしたいと思いました。
友人の新郎と新婦、そして親族の皆さんに心からお祝いいたします。ご結婚おめでとうございます。