活動報告・レポート
2024年6月27日(木)
作業所の問題
県議会

県議会定例会が開かれ、本日は人事案件の議案提案がありました。また意見書に関しても出揃ったので明日議案と一緒に採決されることになります。会派会合では、これまでの本会議一般質問と委員会での審査結果を踏まえ、最終日の採決について協議を行いました。明日が定例会で議案、意見書などを採決することとなります。

作業所の問題

和歌山市内でB型作業所を開設することを希望する事業者の方々と会議を行いました。

その趣旨は「私達の事業者では大阪で障がい者の皆さんを雇用している実績があります。これまでの活動と実績から働き甲斐のある作業所になっていると自負しています。定例的な作業だけではなくて、地元の市役所の公用車の掃除の仕事も請け、作業所の皆さんが心を込めて丁寧に、やりがいを持って働いてくれています。地元市長は障がい者の施策にとても熱心な方で『公用車の掃除をB型作業所で働いている皆さんの仕事にしたい』と取り上げてくれて実現しています。ここで働いている皆さんは、公的な仕事に携われていることに誇りを持ち、毎日ではありませんが、仕事のある日は丁寧に喜びをもって関わってくれています。

私達は障がい者の皆さんがやりがいを感じる仕事を見つけたいのです。和歌山県内でも違う視点で見直せば障がい者の皆さんが働ける機会が増えると思います」と語ってくれました。

ところが進出を検討している和歌山市内ではB型作業所の新規認定は受けられません。「大阪では新規認定を受けられないことはありません。和歌山市の事情が分からないので教えて下さい」ということになりました。会議で調べている中で分かったことは、那賀保健所や海草保健所管轄の場所でもB型作業所の新規認定は難しいことが分かりました。その理由は「既存の作業所でも仕事が少ないことや定員に満たないこと」だと聴きました。定員が充足されていないことや定例的な仕事なので、これ以上増やすことはできないことであり、その理由は理解できます。

しかしその分、今日、調べたわけではありませんが、大阪市でB型作業所の認定を受けて開設している事例もあるようなのです。福祉で働く人材の流失や市内での雇用も増えないこともあり、少し疑問を感じました。一緒に会議に出席してくれた行政書士さんも「和歌山市や岩出市、紀の川市では新規に開設するとこは極めて難しいです」と現状を説明してくれました。現状、作業所の定員が満たない市に新規開設はできないと思いますが、新しい仕事の可能性を持ち込んでくれようとしている中で「それを塞いでしまうのもどうしたものか」と思いました。

今後は「和歌山市と紀の川筋での開設は難しいことが分かりました。私達が培ってきたノウハウが和歌山県内でどこまで通用するか分かりませんが、障がい者の方々がやりがいを持って働ける環境をつくることに尽力したいと思っています。和歌山県内で新しい仕事をつくりだす環境を考えてみます」と話してくれました。

この問題は継続して協議を行うことにしました。和歌山県内での福祉の仕事に熱意と決意を持っていることが分かり、かつ地元に拠点を置くことを考えてくれているので、地元の皆さんと一緒に方法がないかあり方を検討してみます。

龍馬World in和歌山

いよいよ来月に迫った「龍馬World in和歌山」大会について説明と案内を行いました。聴いてくれた皆さんが全員、「和歌山県で全国大会が開催されることは歓迎です。是非、参加したいと思います」と話してくれたように地元開催への期待を感じています。

私達実行委員会では「龍馬World in和歌山」大会の実施内容は全国から来県してくれる皆さんに誇れるものだと思っていますから、県外の方だけではなく地元の皆さんにも参加して欲しいと願っています。県外からの参加の締め切りが明日に迫ってきたことから参加人数が確定できる段階に入っています。残りの座席数も確定できるようになったので、地元の皆さんに大会の説明と案内を行いました。

有難いことに、本日説明を行った全員が出席の意向を示してくれました。地元から大会を盛り上げたいと考えています。