「桐和歌会」の県政報告会を行い、20人の皆さんが参加してくれました。この会では次の項目について説明を行いました。
- 令和6年6月県議会一般質問「賃上げ」について
- 「大阪・関西万博」の進捗と和歌山県ゾーンについて
- 八郎山トンネルの報告書について
- 「龍馬World in和歌山」大会の開催について
- 意見交換
以上の内容です。
「賃上げ」については、大企業が賃上げをすることで地方に与える影響を説明しました。一般的に大企業が賃上げをすると、中小企業がそれに追従して賃上げを行う傾向にあります。今春の賃上げ額と率は過去最大だったことから、中小企業に波及することとなりました。給与が上がるとそれに伴って消費も増えることになります。会社員の収入の70パーセントは消費、30パーセントは貯蓄と推定されていますから、給与が上がると域内での消費が増えることになります。仮に給与が30万であれば消費は21万円だったものが、賃上げによって給与が35万円になれば消費は24.5万円になります。つまり3.5万円の消費が増えることになります。
この増えた分を地元、飲食店や小売店などで使うことになれば、地域内でのお金が以前よりも多く使われますから、経済効果があると言えます。和歌山県は上場企業が少ないので、どの程度の経済効果があるのかはこれからになりますが、大企業の継続的な賃上げは必ず波及することになります。そうなるように、県は地元の中小企業や飲食店などを支援する報告を示すことを求めました。県が地元企業や飲食店、小売店などの支援をすることで、「賃上げ」の成果を地元に反映させなればならないのです。
今回、この中にも県議会にお越しいただいた方がいます。是非、皆さんも一度県議会にお越しいただけると有難いです。現在、国政が混乱していますが、これは国政が私達から距離が遠いことも原因のひとつです。つまり監視機能が働いていないのです。県政も同じなので、県議会に来ていただくことで緊張が高まります。議会が県民の皆さんから注目されていると思わせられなければ、監視機能が働きません。県政は地元に密着しているので、関心を持って見て欲しいのです。それが県政発展と一般質問の結果を実現させる力になります。
残念ながら現在の和歌山県経済は上向いているとは思えません。飲食店や小売店を伺うとお客さんが戻って来なくて厳しい環境にあります。今春の春闘における「賃上げ」効果はまだ反映されていないように思います。ですから来春も継続して「賃上げ」が実現することを求めることで、地元消費につなげることが必要です。その継続させる役割を県政が担うことも大事なことです。
このように県政の課題は今日のような県政報告の機会でいただく意見が元になることが多いのです。意見を聴かせてもらって県政で提言、議論を交わすことで私達の声が行政に届くのです。この機会もそんな大切な一場面ですので、意見交換の時間を設けますので、よろしくお願いいたします。
- 今日の機会をもとに「桐和歌会」のメンバーで「大阪・関西万博」にバスで行きましょう。 和歌山県から参加することで万博を盛り上げたいと思いますし、私達もこの2回目の万博の機会を楽しみたいと思います。
- 和歌山市の公園である森林公園の小道の上空が木の枝で覆われています。危険で車で通れませんし、散歩もできません。管理している和歌山市には、せっかく作った公園なので市民が利用できるように管理して欲しいと思います。
主な意見は上記の通りです。皆さんから意見を聴かせてもらったことに感謝しています。
- 皆さんの協力を得て準備を進めている「龍馬World in和歌山」大会に関して頼みごとをしました。協力してくれることに感謝しています。
- 元同僚が大阪に転勤になるので送別の会を行いました。名残惜しいのですが新天地での活躍を期待しています。