県議会一般質問は三日目を迎え、本日トップバッターとして登壇しました。一般質問は事前に議長に通告した以下の項目です。
(2)今春の春闘での賃上げの成果について - 知事
(3)来春の賃上げに向けた取り組みについて - 知事
(4)中小企業の賃上げの状況について - 商工労働部長
(5)中小企業の賃上げのための環境づくりについて - 商工労働部長
(6)最低賃金について - 知事
デフレ下からの脱却、大企業の賃上げとそれに追従する中小企業の賃上げのための環境づくりと県の支援、地元消費として循環するサイクルを県が支援することについて質疑を交わしました。岸本知事とは来春賃上げに向けて、そして金利のある世界の到来に向けて備えておくべきことなどに関して、踏み込んだ真剣な質疑を交わせたと思っています。
また議場には31人の皆さんにお越しいただきました。平日の午前にも関わらず、仕事時間を調整して、またはお店の営業時間を調整するなどして応援に駆けつけてくれた皆さんに深く感謝しています。また来庁できなかった皆さんからは「インターネット中継で応援しています」とメッセージを届けてもらったこと。夜のテレビ和歌山での県議会中継を観てくれた皆さんからも応援のメッセージを届けてくれました。
来庁してくれた方から「力強い応援団がついてくれていますね」と声を掛けてくれたことや県関係者からも「片桐さんの熱心な応援団は凄いですね。私達も県議会に関心を持って来庁してくれていることを嬉しく思っています。県議会への関心が高まると良いですね」などの言葉を伝えてくれました。壇上から応援してくれる皆さんの姿を見ることが励みになり、大きな応援力になっています。議場に来てくれる皆さんがいるから議場の空気が引き締まり、知事や部長も緊張感を持って答弁してくれることになります。
コロナ禍の時に無観客試合は力が入らないなど言われていました。お客さんに来てもらって応援してもらうことで力が発揮できるからです。応援の声援、皆さんの笑顔などが励みになり力になります。観客席が埋まること自体が大きな応援力になるのです。
議会も全く同じです。来場者がいない空席だけの議場よりも、席が埋まっていること自体が応援力になりますし、議場に緊張感を醸し出してくれます。質問者は力以上のものを発揮できますし、答弁者も緊張感を持って答弁することになります。人は誰かから見られていると緊張しますが、その緊張が普段以上の力を発揮させてくれるのです。そんな緊張した環境を創り出してくれる応援団に心から感謝しています。そして日常生活の中では味わう機会が少ない緊張感に包まれる場面を創り出してくれていることに心から感謝しています。
名作ドラマの一つとして池井戸潤氏原作の「ノーサイド・ゲーム」があります。最終回の1話前の場面で「生きていくのは辛いなあ」と、主人公のGMが監督に弱音を漏らすシーンがあります。人生には幾度となく困難があり、そして逆境に遭遇し陥れられることがあります。そんな時に心から応援力で支えてくれる存在が友人であり、一緒に戦ってくれる仲間の存在なのです。「ノーサイド・ゲーム」では、廃部寸前で窮地に追い込まれた社会人ラグビーチームが新しく赴任したGMの下で逆境に立ち向かうのです。でもGMはラグビー部存続のために試合に勝つために戦っているチームと違う舞台で戦いをしているのです。
そんな挫けそうな時に、チームのラグビー場で弱音を漏らした一言です。議員として議会で当局と県政の課題を前進させるための質疑を交わしますが、一人で立ち向かうことの無力さを感じる時があります。そんな時、応援に駆けつけてくれた皆さんの笑顔と真剣に聴いてくれている表情が力になるのです。しかも毎回30人以上の皆さんが応援に来てくれているのですから、議員としてこれ以上の応援力はありません。しかもインターネット中継とテレビ和歌山を観て応援してくれる人がいるのです。皆さんの応援力が一般質問の質疑の質を高め、県政を前進する力になっているのです。一人で戦っているのではなくて力を合わせて戦えていることを嬉しく、そして幸せに思います。
今日の皆さんの応援の力を忘れることはありません。本当にありがとうございます。