活動報告・レポート
2024年5月9日(木)
令和会
いきいきシニアわかやま

「いきいきシニアわかやま」役員の方々と今夏の企画について話し合いました。毎月、ウォーキングを中心に活動していますが、今夏は任意のメンバーで研修会を計画しています。この団体は、和歌山県内のシニア世代が活き活きと健康でいられることを目指した活動を行っています。研修会はメンバー拘ることなく、見聞を広めるために企画したものです。担当してくれる役員のお世話があって実現できた企画です。

役員の一人は「年齢を重ねると時間がかかることもあるので、段取りはできる限り早くするようにしています」と話してくれました。この企画の段取りをしてもらっている皆さんに感謝しています。

令和会

毎月、開催している令和会の勉強会に出席しました。今回は、国防について、「龍馬World in和歌山」大会開催について、そして和歌山県の再生と将来のありたい姿などをテーマに話し合いました。今回も、参加者の方々はとても熱心に議論を交わしました。

私達の世代の日本は先進国でいられると思いますが、このままでは子ども達の世代が心配です。地球温暖化、食料自給率、エネルギー自給率や国防など解決すべきですが、解決できない課題に囲まれています。和歌山県が取り組んでも解決できないし、日本国として取り組んでも解決できない規模の課題です。ではどうすれば良いのかと問われると、答えがないのです。答えがない課題に挑戦しているのが令和の時代なので、若い人達に引き継ぐ道筋を考えたいと思います。
アメリカが世界経済をリードしているので、学ぶべきことがあると思うものの、アメリカ型社会が良いとは思えないのです。日本がアメリカ型社会をモデルにしてしまうと、幸せでいられるのかと思います。日本には日本社会の良さがあるので、ハイテク技術の導入は必要だと思いますが、社会のあり方を真似るのは違うと思います。
JR和歌山駅周辺の再整備には期待しています。これは和歌山市にとって希望の政策であり、やり遂げて欲しいと思います。中でも線路の高架は是非とも実現してもらいたいと思います。今回、高架が事業構想から外れてしまうと、将来も高架にするのは無理だと思います。
和歌山駅が高架になっていないことからまちが東西に分断されているので、発展を阻害していると思います。将来のためにも絶対に高架事業は必要だと思います。
何としても大型の民間投資を実現させてください。和歌山県では大型の案件が少ないので経済が動いていません。
白浜空港の旧滑走路は巨大な災害が発生した時の自衛隊の停泊地や支援物資置き場、南紀の防災時の指令拠点の役割を果たしていると聞きました。それであれば災害に関係する予算などの活用が図れると思うので、防災の観点から見直してください。滑走路を2,000メートルから500メートルの延伸を図るための調査費が予算化されているので、防災面での視点で検討してください。
日本にはドネーションの文化が根付いていません。特に和歌山県では、地元でスポーツや文化事業を行う場合にドネーションを集めることの難しさがあります。スポーツ振興や文化度を向上させるためには資金が必要なので、公共だけではなく民間からの資金援助の考え方を根付かせて欲しいと思います。
外国と仕事をしていて感じることは、友人や知人の事業がうまく進むと祝福する文化があるということです。自分の周囲の人が成功すれば自分のことのように喜び合っている姿を何度も見ました。日本は祝福ではなく妬みの感情が入ります。日本ではうまく行っていると足元を掬われることがありますが、それは良くない文化だと思います。地域社会が伸びるためには、周囲の人を祝福できる文化が必要だと思います。
その他に洋上風力発電事業や薬草栽培、統合型リゾートの現状やハイテク企業誘致などもテーマとなりました。皆さんから子ども達の世代に必要な取り組みに関して建設的な意見が出されたと思います。
その他
  • 事業再構築補助金を始めとする令和6年度の施策について話し合いました。新規分野に進出することを考えている事業者のお役に立てる施策なので、制度を確認しています。
  • 海の景観を生かした地域振興や観光について話し合いました。京阪神の方々から、和歌山県の海はきれいだと評価してもらっているので、生かすことを考える必要がありそうです。