活動報告・レポート
2024年4月30日(火)
全国大会現地視察
全国大会現地視察
和歌山城ホール

全国龍馬社中の寺村専務理事と事務局の方が来県してくれました。和歌山県で開催する「龍馬World in和歌山」の会場であるダイワロイネットホテル和歌山と和歌山城ホールの大ホールや会議室などを案内して、当日の進行の打ち合わせを行いました。

昨年は高知県四万十大会が開催されましたが、もう一年後の大会が迫ってきました。現在、実行委員会としてスケジュールや広報誌の作成、広報活動などに着手しているところですが、専務理事からは「私共がお手伝いできることはありますか」と配慮していただきました。二つの会場と和歌山城を案内したところ「素晴らしい会場とロケーションですね」と感想を伝えてくれるなど、この全国大会を開催することに相応しい立地条件と環境、歴史があることに誇りを感じる瞬間でした。全国大会ですから、開催規模から適切な条件がありますが、和歌山県はそれをクリアして開催にまで漕ぎつけています。和歌山県と和歌山市は地元ですから、この坂本龍馬に係る全国大会が開催される価値を感じて欲しいと思います。

この和歌山大会では、坂本龍馬との関りを通じて陸奥宗光伯と和歌山県の歴史を全国に訴える絶好の機会であり、将来の和歌山県観光につなげることを目的としています。また幕末史から近代史を身近に感じてもらうことで、子ども達への歴史教育に弾みを持たせたいと考えています。

和歌山城ホール

主催者としては、故郷の歴史を学ぶことで地元に誇りと愛着を持ち、誇りを抱いてもらうことも目指しています。それを感じてもらえるプログラムを策定しているところなので、これから地元の皆さんにも参加を呼び掛けていきます。そして来場者には、県内の歴史を感じながら観光地を巡るエクスカーションも用意しているので、和歌山県の魅力を全国に訴えたいと考えています。

ところで専務理事を案内している中で、和歌山城ホールから和歌山城を眺めました。青空にお城が映えるこの景観を見て「素晴らしい」と感じてもらうことができました。

私達も上から和歌山城を見る機会は少ないので、お互いに「やっぱり、この季節の和歌山城は緑に映えてきれいですね」と話しました。

しかし、ここで私達が氣づいたことがあります。それは、ゴールデンウィークに入っているにもかかわらず、和歌山城を歩いている市民や観光客は一人もいないこと。そして観光バス駐車場にもバスが停車していないことです。きれいな光景に見惚れながらも、このシーズンに人が一人もいないことに違和感を覚えたのです。

和歌山城

和歌山城は和歌山市を代表する観光地であり、この時期は観光客やインバウンドのお客さんで賑わいを見せなければいけません。全国の観光地は多くのお客さんで賑わっているのですが、和歌山城は閑散としているのです。現地案内をしている私達は「これは大きな問題だ」と感じました。

和歌山城内の緑の敷地はゆったりとしていてきれいなので、シートを敷いて寝転ぶ人がいても良いと思いますし、散歩をする人やペットを連れて歩く人がいても良いと思います。市民の憩いの場所でもある和歌山城に人が集まっていないことは、観光地としてもですが、市を象徴する場所としても課題があります。人が集まる場所の一つが和歌山城であるべきですが、そうなっていない現状に「お城がある市として誇りを持ったまちづくりの必要性」を感じました。

この現状は「和歌山城は和歌山市のシンボルにはなっていないのでは」と思わせるに十分な光景でした。民間事業者もご一緒していたので、この人がいない現実への危機感を共有しました。

全国龍馬社中専務理事の案内と共に、和歌山市観光の課題を感じた時間となりました。

その他
  • 「大阪・関西万博」への出演に関して打ち合わせを行いました。和歌山県から和の文化を発信しようと活動している団体の皆さんにお越しいただき、出演に向けた考え方を話し合ったものです。
  • 日曜日に開催した能登半島地震支援チャリティトークコンサートの義援金を、被災県に対して直接振り込みました。和歌山県の義捐金窓口は令和5年度末で閉鎖されていたので、直接振込しました。