お世話になっている社長が本日、101歳のお誕生日を迎えたのでお祝いのため訪問しました。多くの方々からお祝いの花が届いていて、その花束に囲まれていました。また電話の向こうから「いつまでも元気でいてください」などのお祝いのメッセージが聴こえてきました。
会長に「お誕生日おめでとうございます。いつまでも健康で元気でいてください」と伝えると、「皆さんにお祝いしてもらって有難いことです。この年になってもお世話をしてくれることに感謝しています。私のような粗末な人間に、皆さんがお祝いしてくれることは有難いことですし、お世話になっているご恩は忘れることはありません。ご恩をいただいていることに感謝しています。
片桐さんはまだまだこれからなので、和歌山県を背負ってくださいよ。私は片桐さんと会うといつも人徳があるお顔だと思っています。私への接し方やお話からも分かりますので、これからも末永くよろしくお願いいたします」と笑顔で話してくれました。この言葉に表れているように、年下の人に対してでも本当に謙虚に接してくれています。謙虚さこそ人に応援してもらえる秘訣であり、どんな立場になったとしても忘れてはならない姿勢だと思います。
また会長とは毎月話を交わしていますが、常に「人さまから受けたご恩」「人徳が大事」「お世話になっていることを忘れてはいけない」と伝えてくれています。
いただいたご恩は忘れてはいけないことですし、人徳は時間をかけて自ら身につける必要があるものです。お世話をしてもらったことは忘れてはいけないことも教えてくれています。会長はこのみっつのことを心掛けることで「いつまでも成長していけるし、応援してもらえる」と話してくれています。
言うまでもなくこの教訓は会長が経営者として実践してきた項目ですから、101歳に至るまでの学びが詰まった言葉です。これらを身につけるまでには長い年月を必要とするものであり、短期間で習得できるものではありません。だから簡単なようで身につけるのは難しいことばかりです。
会長は自分でやってきた自信があるからこそ、人に伝えることができている教訓です。日々の自分の心構えの教訓としておきたいものです。今月はたまたま三日連続でお会いすることになりました。100歳最終の日から101歳最初の日に会うことができて、教訓を得ることができたことを嬉しく思います。仮に他からと同じ言葉であっても、101歳の現役の経営者から受け取った言葉なので重みが違います。
そして今日に至るまでずっとご縁をいただき、毎月、学ばせてもらえていることに感謝しています。いつまでもお元気で、そして健康でいてくれることを心から願っています。
本日の会議の場で「和歌山市のありたい将来の姿」について話し合いました。都市の再整備や「Well being」の考えに基づくまちづくり。ここにはJR和歌山駅周辺の再整備は当然含みます。また高度医療機関の設置や企業誘致による経済と雇用確保を図ることや賑わい創出による地元事業者が潤う取り組み。
そして都市計画道路は当然のこと、紀淡海峡ルートにつなげるための道路整備。公共交通で大事な二次交通手段であるレールバスの導入。これはJR和歌山駅と南海和歌山市駅を結ぶ路線や貴志川線存続のために検討すべきことです。
加えてインバウンドを含む観光の取り組みや、スポーツ施設の整備、和歌山城ホールの活用による文化振興と採算性を図ること。紀の川北部の水源の確保などが課題だと認識しています。
行政課題は尽きることはありませんから、時代の要請に応じた取り組みを続けていくことが肝要です。皆さんと意見交換を図りながら「和歌山市のありたい姿」を浮かび上がらせたいと考えています。