活動報告・レポート
2024年4月3日(水)
さくら功労者表彰
さくら功労者表彰

和歌山市内の6つのライオンズクラブの活動が評価され、令和6年度「さくら功労者表彰」の受賞が決定しました。これまでの桜の植樹活動の実績が評価されての受賞です。

令和2年度から令和4年度までは四季の郷公園への桜の植樹、令和5年度と令和6年度は和歌山城内の護国神社への桜の植樹を実施していることが評価されてのことです。それ以前にも和歌山市直川用地への桜の植樹を行っていますから、これまで実施してきた長年の功績が認められたものだと嬉しく思っています。

この受賞のことは、和歌山市を訪問して聴かせてもらったものです。この賞は、桜の植栽や愛護などの振興事業に顕著な功績があった団体が表彰対象になっているもので、継続した活動が評価されるものだそうです。単年度や一過性の活動は評価対象にさえなりませんから、継続することの大切さを学ぶことになりました。

継続した桜の植樹は、ややもすると「毎年、同じことを実施しているだけで新鮮さが感じられない」だとか「他にやるべきことがあるのでは」などの意見も聴こえていますが、これまで実施してきたことを変えることが必ずしも良い活動に変化するものではなく、地域からの要望や地元にとって意味のある事業であれば続けることが大事なことだと感じさせてくれました。

護国神社への植樹は和歌山市からの依頼に基づく活動という経緯があります。「和歌山城内の桜は老木になっているので、このままでは数年もすれば枯れてしまうことになる。桜の名所なのに桜が咲かないことは防がなければならない」という依頼に基づいた活動であり、和歌山市が期待している活動だと認識しています。

地域社会貢献活動は、当該地域が希望していることを聴きとって実践することが基本です。地域とのコミュニケーションを図り希望を聞き取ることで、意味のある活動になります。「もう桜の植樹は十分やってきたから新しいことをしよう」と考えることは悪くはないのですが、社会貢献を目的とするのであれば地域の要望と合致させることは必要条件です。地域が求めていることと異なる取り組みをしても、自己満足に過ぎないので注意が必要です。

今回の受賞は、地域が求めることを実践してきたこと、地域社会との共生活動が評価されたものであり、クラブとして誇るべき受賞だと思います。

繰り返しになりますが、受賞できたのは地域の要望に沿った植樹をしてきたことと、継続性が評価されたものです。この活動には華やかさはないかもしれませんが、地域社会への貢献は派手さはいらないと思います。受賞はこれまでの活動が評価されたものであり、当然、地域社会への貢献として今後も継続性を期待されていると思います。

社会奉仕活動のあり方の原点を改めて理解できた受賞となりましたこと、全ての会員で喜び合いたいと思います。

懇談会

大阪市内から来てくれた事業家の皆さんと懇談会を行いました。懇談会を終えるとき、「今日のご縁は大事にしたいです」や「こんな良い時間を過ごせることができて有り難いです」、「和歌山市に来たことで、こんな良い出会いがあり感謝しています」などの感想を話し合うほどコミュニケーションを取れました。そして価値観が合致する皆さんとの良いご縁は大事にしたいと話し合いました。

  • 次の世代を担う人が生きやすい社会を築きたいこと。
  • 和歌山県に誇りを持って語れるものを創ること。
  • 時間は有限なので気の合う人や好きな人と一緒にいる時間を大切にすること。限られた時間の中で面倒くさいことや、話を聴いて精神的に疲れないことが大事なことです。
  • 若い人の所得を上げることが会社として大事なことであり、働く人のやりがいになるので、それを目指した事業を行うこと。
  • 一人の経営者から夜は午後8時に就寝して午前3時に起きて、仕事の準備をすることが習慣になっている話がありました。この社長は「早寝、早起き」を実践し、業績を上げています。夜遅くまで起きていると翌日の仕事の効率や生活は良くならないので、それよりも早寝、早起きすることで一日が充実することを伝えてくれました。
  • 来県してくれた一人の経営者は「私は人の悪口を言う人は嫌いです。悪口は言う人の主観が入り、大袈裟にしていることがほとんどですから私は聞き流しています。私にとってそんな時間はもったいないと思います」と話してくれました。
その他
  • 今春に計画している研修会の打ち合わせを行いました。関係者が集まり、開催予定の日時の決定と研修内容を詰めることができました。いつも学びの姿勢を持つことは大事なことだと思っています。
  • 大阪市内から来てくれた皆さんと会議を行いました。一つは人材育成の案件、一つは津波被害に備えた護岸整備などのあり方に関しての議題でした。やるべきことに関して意思疎通を図ることができました。