令和6年3月10日に開催された「第2回わかうたコンテスト」でグランプリを受賞した「ワンだふる!きいちゃん」のCDを主催者から預かりました。この曲は埼玉県の「かつまたばれんファミリー」が作詞作曲したもので、コンテスト出場のため宿泊して参加してくれました。
埼玉県在住のファミリーが「きいちゃんが可愛いので大ファン」なので、今回参加したところ、グランプリを獲得したのです。当日は抽選の結果、トップで演奏してくれたのですが、結果としてそのまま逃げ切ってグランプリとなりました。
イントロから違う世界に惹きこまれるような演奏で、主催者は「これから広げたいと思っています」と元気に語ってくれました。
来年も第3回目を開催する予定があり、どんなテーマで募集して、どんな方々が応募してくれるのか今から楽しみです。参考までに第1回目は「給食」で第2回目が「きいちゃん」でした。
本日、4月1日から一部商品が値上げされました。昨年からの値上げに引き続いて、今春も生活用品や食料品などが値上げされています。また上場企業では給与が上がったことや資材費の上昇、労働における2024年問題などで経費が上昇することになり、商品価格が上昇する春になります。
ところで「和歌山県の令和6年度予算はマイナスシーリングをかけているので、事業者にとっては入札に参加しにくい状況になっています。どの業界でも資材費や光熱費が上昇していること、従業員さんの給与をあげようとしていること、そして労働時間の短縮を考えていることから、どうしても商品やサービス価格が上がります。
インフレ傾向にある中、県の予算は抑えられているので、従来通りの予算であれば値段が合いません。地元事業者は小規模なところが多いので、政府は春闘で賃上げした企業に続いて中小企業でも給与を上げるようにしたいと話していますが、それとは逆行するような予算です。
県外の大手であれば、取引事業者や下請け事業者に安く請け負わせることができるので予算に見合うかもしれませんが、地元の私達では無理があります。地元事業者の健全な発展のため県には事情を理解して公募予算を考えて欲しいと思います」と話を聴かせてもらいました。
令和6年度の県事業の見直しによって、従来の事業の予算がカットされているケースもありますから、価格が合わない事業も出てくると思います。でもそうならないことが考えられるのは「利益が出なくても人と設備を稼働させたいから低価格で入札する事業者や、県外大手も入札参加することから県内事業者の適正価格よりも下げてくることから、落札者が現れるのです。地元事業者は地元雇用、地元で資材などを購入しているので、もっと地元のことを考えて欲しいと思います」ということです。
地方都市での中小規模の会社運営の苦しさが分かる、もっともな意見だと思います。物価や人件費などの価格上昇を勘案した予算になっているかのチェックも必要です。新年度の県政における課題としてあり方を考えます。
同様に「民間企業が賃上げをしていることから給与が上がっています。民間企業ほど公務員の給与はあがらないので、公務員の志望者が減っています。中でも技術職の応募者が少なくなっています。技術者を採用したい企業が多いので競争が激しく、県の採用試験を受けてくれなくなっています」との意見がありました。
仕事のやりがいと給与のどちらも大事な要素ですから、民間企業の賃上げと初任給などから公務員の処遇も考える必要がありそうです。