「ゴールド笑の会」定例会に出席しました。会員同士の親睦を深めるためのミニコンサートや議会報告、会員からのPRなどを中心に会を進めていきました。
県政報告の趣旨は次の通りです。
みなさん、こんにちは。今回も「ゴールド笑の会」定例会に参加させてもらっています。
会長から「県政報告を」と話をいただいたので、少しの時間となりますが報告させてもらいます。
先週、2月22日から県議会定例会が始まっています。和歌山市議会も同時に開会しているので、県政と市政で令和6年度予算案が審議されることになります。この中でJR和歌山駅周辺の再開発に関する予算案がありますので、この予算について説明します。JR和歌山駅は和歌山県の玄関口ですが、駅舎が立ってから55年が経過しています。関西の県庁所在地の市の駅舎として最も古い建物になっています。そろそろ建て替えを検討する時期に差し掛かっていることから、和歌山駅の建て替えと共に周辺の再開発についても協議を行いましょうとなったものです。
予算案は和歌山県と和歌山市、そしてJR西日本がそれぞれ1,000万円を拠出するので、合計3,000万円の予算案となります。この予算で協議会開催と事業構想を策定することになります。
現時点ですが、この予算案は県議会と和歌山市議会で予算案の議案の提案を受けたばかりなので、詳細は予算案が可決してからの動きとなります。建て替え時期、どこまでを再開発の範囲に含めるのか、JR和歌山駅の西口と東口の両方を対象にするのかなど、全てが未決定なので、皆さんの意見や考えを聴かせていただいて協議していく上での参考にしたいと思います。私達の市の玄関口なのでこの件に関しては関心を持っていただき、良いものをつくり上げていきたいと思っています。
今回もこの定例会で皆さんと意見交換をさせていただき、県政に反映させたいと思いますので、よろしくお願いいたします。ありがとうございます。
以上の報告をいたしました。
ご一緒した方々から意見を聴かせてもらいました。
- Fさん。「この会に参加するようになって、国政や県政について関心を持つようになりました。これまでは政治は身近な存在ではなかったので、参加して良かったと思っています。いつも片桐さんは県の動きを分かり易く説明してくれるので勉強になっています」。
- Tさん。「インバウンドのお客さんが戻って来たので人も経済も動き出してホッとしています。和歌山県では特に香港からのお客さんが多いですね。課題は個人旅行が大半で中国からの団体旅行が戻っていないことです。大きな団体が来てくれるとインバウンドの効果は高まるのですが、早く中国の団体旅行が解禁になって欲しいところです」。
皆さんからは、以上のような県の動きやインバウンドへの期待などを伝えてくれました。
また懇親会の席で「和歌山城」の容器に入ったお弁当が提供されました。これはインバウンドのお客さん用に作ったお弁当だと聴きました。とても良いのですが今までなかったのが不思議なぐらいで、インバウンドのお客さんを迎え入れる体制も整えられつつあります。
観光客にとって食事、お弁当はとても大事な要素ですから「和歌山城弁当」があることを嬉しく思います。
能登半島の被災地に支援物資を届けるため、4トントラックに支援物資を積み込みました。この支援物資は1月から今月にかけて周囲の皆さんの協力を得て集めていたもので、倉庫に保管していました。輪島市などと連携を取っていたのですが「道路が塞がっている」ことや「現地でのボランティアの人が少ないので支援物資を送ってもらっても受け入れ態勢が整っていない」などの理由で送れないでいたのです。
ようやく先々週、輪島市と話をして「受け入れは大丈夫ですので送ってください」と準備が整ったので、今日の搬送になったのです。
4トントラックの提供は谷口通商の谷口社長で、和歌山市から輪島市までの輸送について「支援物資を届けることはボランティアなのでお金はいりません。ボランティアでお金をもらっていたらボランティアではありませんし、僕も支援をしたことになりません。僕も僕ができる支援したいので輪島市まで責任をもって送り届けます」と話してくれました。
これまで一緒に支援物資を集めた方はこの話を聴いて「こんな温かい人がいるのですね。能登半島までトラックを出してくれただけで有り難いのに、ボランティアでは申し訳ないです」と涙を流してくれました。
谷口社長は「今夜に和歌山県を出発して、明日の朝には輪島市の所定の体育館に届けます」と話して作業現場から出発しました。
夜10時頃に谷口社長に電話をしたところ、トラックを運転しているような音が聴こえました。「現在、福井県に入ったところです。このまま輪島市に入り、明日の朝には体育館に届けます」と伝えてくれました。夜間に運転して朝に現地に到着し、体育館に届けてくれるボランティアです。
快く運送を引き受けてくれたことに感謝していますし、本当に頭が下がる思いです。心から感謝いたします。
その後、知人が出演するコンサートに参加しました。和歌山市で音楽活動をしている寺町さんが、東京から来た岩崎さんのライブツアーに出演したのです。1970年代のフォークソングを中心に和歌山市の夜のシーンを暖かくしてくれました。
この中で触れていたのですが、大分県津久見市に伊勢正三ミュージアムができたそうです。古民家を改装したものだそうですが、「かぐや姫」や「風」の歴史が分かる記念館に仕上がっていると話してくれました。
岩崎さんは伊勢正三の「海岸通」を歌ってくれましたが、この歌は津久見市の海岸の光景を歌ったものだそうです。故郷の光景を歌う。歌やドラマの舞台にすることは地元の観光や地域振興につながることです。伊勢正三さんの故郷を想う気持ちに熱くなりました。
今日のライブも、和歌山市でそんな思いを感じられる時間になりました。