活動報告・レポート
2024年2月22日(木)
令和6年2月県議会開会
令和6年2月県議会開会

令和6年2月県議会定例会が開会しました。令和6年度当初予算案などを審議する大事議会です。知事の議案説明と令和6年度重点施策の説明を受けて本会議に挑むことになります。

令和6年2月県議会開会 令和6年2月県議会開会

知事からの説明要旨は次の通りです。

1.熊野白浜リゾート空港について

国内外の観光客の誘致と県内産業の活性化のため、2,000メートルの滑走路を500メートル延伸する取り組みを行います。

2.カイロスロケット打ち上げについて

令和6年3月9日、午前11時から12時頃にカイロスロケット初号機を打ち上げます。地域活性化につなげるよう準備を進めていくことにしています。

3.「みどりの愛護」のつどいについて

第35回全国「みどりの愛護」のつどいが令和6年6月1日に開催されます。国土交通省と和歌山市と共に準備を進めているところです。

4.和歌山発電所建設計画の見直しについて

令和5年12月19日に和歌山火力発電所の見直しと計画予定地の活用に向けた取り組みを進めることを決定しました。脱炭素先進県を目指して産業構造と社会構造をクリーンエネルギーに転換するグリーントランスフォーメーションの実現に向けた取り組みを進めていきます。再生可能エネルギーの導入によって最先端企業の振興と企業誘致の推進につなげていきます。

5.世界遺産登録20周年を記念して「聖地リゾート和歌山」のブランディングをすることで国内外の誘客に取り組みます。
6.令和6年10月から令和7年3月までの半年間、県内小中学校と特別支援学校の給食無償化に取り組みます。

知事からの主な説明は以上です。

また令和6年度重点施策の説明と僕からの質問は次の通りです。

令和6年2月県議会開会
1.地域公共交通計画推進について

和歌山市の路線バスの補助金はこの予算で支出していますか。

→和歌山市から海南市に至る路線について補助金を支出しています。県の補助金は市町を超えて接続している路線バスで赤字の路線を対象にしています。

2.和歌山電鐵貴志川線再構築調査について

貴志川線の補助金は10年が期限だったので、次の10年を見据えた継続支援が必要だと思います。新年度に調査費を予算化しているのは、更に支援の延長を継続するためと考えて良いですか。

→令和7年度で県と和歌山市、および紀の川市の補助金は終了します。そこで必要経費の見直しと収益改善に向けた取り組みを検討するための調査費の支援を行うものです。

3.わかやま洋上風力検討会運営について
  • 予算案の約900万円は、洋上風力発電の検討会に係る予算だけなのですか。
    →検討会開催と先進地調査、専門家サポートのための予算です。
  • 新年度中に情報提供をすると考えて良いのですか。
    →新年度に実現したいと考えていますが、次期は未定です。
  • 洋上風力発電を実現するに際して大きな問題点はクリアできていますか。
    →地元との交渉と同意が必要なので、これから色々な問題は発生してくると思います。
  • 現時点では順調と考えて良いのですか。
    →地元と詳細を話し合うことになれば問題は出てくると思います。これからだと思います。
  • ゾーンの変更や見直しなどはありませんか。
    →諸問題はこれから出てくるかもしれませんが、現時点での見直しはありません。
4.「聖地リゾート和歌山」ブランディングについて

世界遺産登録20周年を迎えて実施予定の「聖地リゾート和歌山」への期待は高いと思います。先日、知事が湯浅町で県政報告を行っています。その中で「記紀」から陸奥宗光伯、濱口梧陵さんまでの偉人を称えています。「聖地リゾート」では「記紀」から陸奥宗光伯、濱口梧陵さんまでの人物を訪れることも聖地に含めるべきだと思いますが、如何でしょう。

→先日、京都城南宮から出立してみなべ町までの熊野詣を行っています。新年度は中辺路ルートの熊野詣を「聖地リゾート」の計画にしています。今年7月にはキャンペーンも実施する予定です。

早ね、早起き、朝ごはんの授業

市内の小学校で星野恭子先生の授業を聴かせてもらいました。同校の校長先生のお願いを受けて、小学一年生を対象に「早ね、早起き、朝ごはん」の授業をしてくれたのです。

早ね、早起き、朝ごはんの授業 早ね、早起き、朝ごはんの授業

校長先生が県教育委員会に在籍していた時に星野先生に呼び掛けて、「早ね、早起き、朝ごはん」の取り組みを県下で実施するようになったのです。

それ以降、和歌山県下の公立小中学校では、この取り組みを続けています。星野先生によると「200回ぐらいは実施していると思います」ということなので、かなり浸透していると思います。

睡眠時間を確保すると「命を大きくできる」そうです。逆に睡眠時間が短ければ「命は小さくなります」ということです。命が大きくなるのと、小さくなるのとでは大きな差があります。太陽の光を脳に取り入れることで命は大きくなるのですから、太陽が昇る頃に早起きすることは大事なことだと思います。

「早ね、早起き、朝ごはん」のために大事なことです。

  1. スケジュールを決める
  2. 何時に寝るか決める。
  3. 今やること、やらないことを決める
早ね、早起き、朝ごはんの授業

決めなければ決まらない。当たり前のことですが、実行するのは難しいことです。この「早ね、早起き、朝ごはん」の取り組みを始めたとき、県教育委員会が市町村に説明を行ったのですが、多くの市町村の反応は「当たり前のことばかりです」と言って取り組む姿勢は薄かったようです。

でも県教育委員会は「当たり前のことが出来ていないからやるのです」と説得して回り、実施することになったのです。そして今日に至っているのですが、定着しているからかもしれませんが、当初の熱意は感じにくくなっているように思います。

今一度、この取り組みがスタートした時を思い起こして、新鮮な気持ちで取り組みたいと考えています。授業を聴かせてもらい、その後、校長室で懇談させてもらった星野先生に感謝しています。