茶道部による研修茶会が開催されました。元々は茶道部員が総合研修のために開催していたお茶席ですが、いつしか部員以外の皆さんにも広がり、現在はお客さんにもお茶席に参加してもらっての研修茶会になっています。当初の目的を忘れないために、名称は「研修茶会」のままにしています。
この茶会には、着物でお茶席に来られるお客さんがほとんどで、特に女性は全員が着物で参加されています。この装いを見ると、日本の伝統文化の底力を感じる瞬間です。作法は形から入り、上達するにつれてその精神を修得していくものだと思います。そんな伝統文化の重みさえ感じることのできる研修茶会です。
この席で茶道部長から「来月は茶道部で日帰りの研修会を行いたいと思います。本年も毎月、お茶会を計画しているのですき間はないのですが、唯一、3月だけが行事計画を組んでいません。一段落したので会員の親睦を深めるために研修会に出掛けたいと思っています」と話がありました。
前回の研修会はコロナ禍以前で、海南市の日本庭園でお茶を楽しむ会を開催しましたが、今回の計画はそれ以来となります。会員の皆さんの意見を聴きながら、行程を組みたいと思っています。
能登半島地震支援チャリティコンサートに参加してきました。和歌山県から能登半島地震の被災地を支援する取り組みが活発に行われています。それぞれの主催者の方々の話を聴かせてもらうと「自分にできることはないか探した結果、音楽演奏を聴いてもらってチャリティにしたいと思いました」「自分達が現地入りしてもお役に立てることがないことを残念に思っています。でも出来る取り組みをしたいと思って支援活動をしています」などの声がたくさん聴こえてきます。
和歌山県は紀伊半島大水害の被害を受けた時、全国から支援をいただきました。その時のご恩を忘れていないことや、東日本大震災の時に支援したことで大水害の時に東北から支援を受けたことなどから、大災害に対しての意識は高いと思います。今回の支援に向けた数々の取り組みは、その意識の表れだと思います。
今日のチャリティコンサート会場はお客さんで埋まりました。演奏曲も被災地支援につながるような曲が多く、時間の経過と共に気持ちはひとつになっていきました。青空の曲で歌われたように、空はつながっていますし、和歌山市でエールを送ることで支援の気持ちは通じると思います。そんな気持ちを込めたチャリティコンサート会場は、温かい気持ちで包まれていました。
気持ちの良いコンサートの案内をいただき、一緒にチャリティできたことに感謝しています。
令和6年1月から和歌山市にUターンして、市内で就職してくれた20歳代の方と懇談しました。地元に戻って一か月が経過したので、やっている仕事の感想などを伝えてくれました。
まだまだ新人ですが、責任ある仕事を任されているのでやりがいを持って働いているようです。職場の先輩から教えてもらいながら、プログラム作成の仕事をしているようです。
「大学に進学してから県外で仕事をしていたのですが、どうしても僕を育ててくれた故郷に恩返しをするため地元で働きたいと思っていたので、決心して帰って良かったと思っています」と伝えてくれました。
それまで勤めていた会社を辞して故郷に戻り、そこから志望している会社の就職試験を受けて合格しました。20歳代で地元に戻ることを決意して、退職したことは地元愛の為せる業だと思います。この話を聴いて、若い人が和歌山市に戻って来て働ける環境を整えたいと更に強く感じました。若い人が和歌山市に戻ってくれたことを嬉しく思います。