今春から友人が大学教授になることが決定しました。この報を受けて私達友人は笑顔で喜び合いました。その場で「友人の栄誉を喜び合える関係は素晴らしいことだと思います。一緒になって嬉しいと思えることは人生を豊かにしてくれますね。短い人生ですから、称え合い喜び合える人がいることは日々の生活を豊かにしてくれます。噂話や批判が多い社会ですが、できるなら私達は毎日、嬉しいニュースで笑顔になりたいものです」と話し合いました。
大学での初講義は新年度明けの5月からだと聴いています。お祝いを兼ねて、初登壇の講義を聴きたいと思っています。
1月末にドバイの視察を終えて戻った方を訪ねて、視察の報告を聴かせてもらいました。今回はドバイ万博の跡地の活用を中心に視察を行って来たようです。この跡地は東京ディズニーランドの8倍の広さがあり、歩いて会場跡地を周ることはできないほどだそうです。
前回の視察と比較しても都心部は発展していて、砂漠にビルが建っている光景は「違う国に来たよう」だそうです。また円安の影響で現地の物価が高かったので「日本の経済力が低下していることを感じた」と話してくれました。
1990年代までは円高が進展していった時代だったので、円の価値が上がることで国力が伸びていることを感じることが出来ました。ところがデフレ経済の30年間は、世界が伸びる中で日本の国力が低下していった時代のように感じます。発展していた時代は遠く過ぎ去り、この30年間で国力が落ちている国のイメージがついてしまったようにも感じます。
ドバイの視察を終えた方の話を聴いて経済規模はともかくとして、伸びる国と沈む国のコントラストを感じてしまいました。「日はまた昇る」ために何をすべきか考える時期に入って、相当な時間が経過しています。若い世代にバトンつなぐためにも、現在の和歌山県総合計画を見直すことによって、最低限、県勢の維持を図りたいと思います。
お世話になっている喫茶店を友人達と待ち合わせのために訪ねました。到着まで話を交わしていましたが、友人達が到着したので迎えて再び店内に入りました。お店の方に「このお三方にはずっとお世話になっているのですよ。最初の頃からずっととても温かく接してくれています」と紹介をしました。
こうして顔合わせをした後に友人が「お店は何年ぐらいやっているのですか」と尋ねたところ「昨年(令和5年)で65周年を迎えました。随分長くやっています」と答えてくれました。僕も驚いて「そんなに長くやっているのですか。65年も続けているのは凄いことです」と話しました。
お店の方は「長くやって来たので私は91歳になりました」と笑顔で話してくれたので、またまたびっくりしました。「91歳なんですか。全然、そうは見えません」と僕と友人は本音で伝えました。
「23歳でお嫁に来てその2年後にお店を始めたので65年が経過しました。だから91歳なんですよ」と笑顔で話してくれましたが、信じられない感じがしました。背中は伸びていますし、知り合った時とちっとも変っていないのです。
お店を65年間も続けてきて、今年で66年目に入っています。これだけ長い間、継続していることは並大抵のことではありません。暑い日も寒い日も、雨の日もお客さんをお迎えしてきた歴史があります。そこにはたくさんのドラマがあったと思いますし、その結果が仲の良いお客さんが集うお店になっているのです。
店内に入ると初対面の人でも、直ぐに会話が出来る雰囲気があり、今日も他のお客さんと、和歌山県として能登半島を支援する話を交わしていました。その中心にいるのはお店のオーナーさんであり、交流できる雰囲気を創り出してくれているのです。
「私はもう歳ですから」と言っていますが「まだまだ続けてくださいね。次は70周年ですし、その次もありますから。そのためにも健康でいてください。今日に至るまで寒い日が続いていますから風邪をひかないようにしてください」と伝えました。
いつもと同じ笑顔で「片桐さんも風邪をひかないように」と答えてくれました。
こんな些細な会話を交わせることが癒しであり、ちょっと「良いなぁ」と感じる瞬間なのです。寒さよりも温かさを感じることができました。お店の方々はこれまでも、これからも、多くのお客さんに温かい気持ちを届けていると思います。
- 和歌山文化賞受賞祝賀会に出席しました。300人も集まる盛大なお祝いの会となりました。長年の取り組みとご功績をお祝いいたします。
- 和歌山文化協会茶道部長と新会員と面談しました。茶道部の説明をしたところ、早速、入会してくれることになりました。ありがとうございます。