活動報告・レポート
2024年1月29日(月)
観光誘客

昨年に和歌山県でロケを行っている映画が複数あります。「TOKYO MER」や「翔んで埼玉」そして朝ドラの「ブギウギ」などです。これらの情報は県庁内で周知されていますので、地元でロケした映画を知ると観たくなります。

特に「TOKYO MER」を観た人からは「昨年、映画館で観て感動しました」という声があったこと、熊野白浜リゾート空港でロケされていたことを知り、被災者の支援がテーマでもあるので関心を持ちました。

映画 TOKYO MER 映画 TOKYO MER 熊野白浜リゾート空港ロケ

現場での救急医療をテーマにしたドラマを映画化したものだそうですが、ドラマは社会が求めているものや理想を題材にするものなので、考え方や行動面で気づきがありそうです。災害現場で被災した人に対して「一人の死者も出さない」との理念で活躍する医療チームのドラマは現実的ではないかもしれませんが、理想を前提として災害現場での医療従事者の考え方や行動が学べると思います。

和歌山県が映画の舞台になると観光効果も期待できるので、ロケの誘致は楽しみな施策です。

さて「大阪・関西万博」開催の年に和歌山県に誘客する取り組みを提言している観光事業者と話し合いました。令和5年12月県議会で、このテーマを取り上げて当局と議論を交わしました。和歌山県全体がテーマ館となり得る観光資源があるので、新たなテーマ館を設けることなく誘客できることをPRすることです。

そして加太には幕末に勝海舟と坂本龍馬が訪れている歴史があり、「龍馬World in 和歌山」大会に向けて「龍馬が見た夕日」を全国の龍馬会に訴えています。この大会には全国から歴史ファンが和歌山県を訪れてくれることから、一泊は加太の旅館に宿泊して欲しいと依頼しています。龍馬会の方々にも「龍馬が見た夕日」を眺めて温泉に入り、宗光と龍馬談義をしてくれることを願っています。

また現在、和歌山県では「大阪・関西万博」の年に向けて「聖地リゾート和歌山」で誘客の取り組みを行っているところです。

また以前から串本町のロケットに関心のある自治会長から、ロケット発射が決定したことに関して問い合わせがありました。

「ロケット射場の建設が決定した時から串本町に資料をお願いして、資料を取り寄せています。関心を持ちながら待っていたので、3月に初号機の打ち上げが決定したことを喜んでいます。和歌山県は暗いニュースが多いので沈んでいましたが、これは和歌山県にとって久々の明るいニュースです。私達に、この取り組みを説明してくれたら有り難いです」と伝えてくれました。

会長には「以前から取り組んできたことが、ようやく実現に向かおうとしています。ロケット発射場建設の取り組みと、スペースワンの民間ロケットビジネス事業について今月中に説明したいと思います。県政に関心を持ってくれていることは有り難いことですし、以前、串本町のロケットについて県政報告をしたことから問い合わせてくれたと思いますので、資料を用意して説明します」と答えました。

産業と地域振興、そして観光にもつながる取り組みなので、初号機の打ち上げをスタートとして、産業としてのすそ野を広げたいと考えています。もちろん和歌山県の世界遺産と自然、そして歴史と共に、串本町のロケットは他にはない観光資源になるものです。「大阪・関西万博」開会までに初号機を打ち上げることは、観光誘客の面から意味のあることですから、今回の発表を歓迎しています。