活動報告・レポート
2024年1月20日(土)
ミニコンサート
寺本圭佑さんミニコンサート

歌手の寺本圭佑さんが和歌山市でミニコンサートを行いました。昨年に友人を介してご縁をいただき、このコンサートに参加しました。寺本さんは舞台での話が上手なので、歌と同じように話も楽しむことができます。

今日のコンサートで寺本さんは能登半島地震の話をしてくれました。

今年1月3日、金沢市内の温泉施設でコンサートを予定していました。元旦に石川県で地震が発生したので「これはできないな。中止した方が良い」と思ったのです。地震の後に温泉施設のオーナーから電話があり「キャンセルの話だろう」と思って対応しました。

オーナーからは「寺本さん、石川県は大変なことになっています。被災された皆さんが避難所での生活や孤立集落も出ているので、とても困っています。それで私の温泉を開放して来てもらえるようにしたいと思っています。温泉で身体が温まれば、少しは支援になると思うので、3日は温泉施設を被災された皆さんのために開放します」と話がありました。

寺本さんは「そうですね。被災された皆さんの支援を第一に考えるべきなので、コンサートは中止しましょう」と答えたのです。

オーナーは「寺本さん、違いますよ。温泉施設を開放するので被災された皆さんが来てくれると思います。そこで皆さんに歌で元気を与えたいのです。こんな時こそ寺本さんが歌って欲しいのです。寺本さんの歌だから中止しないで実施したいと思います」と答えたのです。

被災された方々のために「やれることはしよう」と思っての温泉施設開放と歌で元気になってもらう支援です。凄い判断だと思います。見方によっては批判を受けるかもしれませんが、外からの批判よりも同じ石川県民として、「やれることはやる」覚悟を持った判断だったと思います。

寺本さんは電車で予定通り金沢市に入り、この温泉施設でコンサートを行いました。会場に行っていないので分かりませんが、恐らく被災された皆さんは感謝の気持ちで歌を聴いたと思います。温泉で身体が温まり、心は歌で元気を与えてくれる。感謝の気持ちで溢れたコンサートになったと思います。

普段は一日300人ぐらいが利用している温泉施設が、この日は3,000人の方々が利用されたそうです。多くの人の心に寺本さんの歌が届いたことでしょう。金沢市で1月3日にあった物語です。

寺本圭佑さんミニコンサート

この話を聴かせてもらって会場からは「能登半島地震で被災された方々に私達が支援するにはどうすれば良いのか」という話が漏れ聞こえました。

ボランティアで現地入りできない状況であり、支援物資も届けられない段階です。そこで主催者と「能登半島地震被災地を支援するチャリティコンサートを実施しよう」と話し合って、即、実施することに決めました。

このチャリティコンサートの話を聞いた寺本さんは「私もチャリティに協力します」と出演を約束してくれました。日時が決まれば、寺本さんもチャリティに参加してくれることになりました。この瞬間、支援の温かい心が会場に広がりました。和歌山市で暮らしている私達は何もできませんが、せめてチャリティで資金を集める支援をしたいと考えています。能登半島に和歌山市から、この心が届くことを願っています。

寺本さん、温かい心をありがとうございます。

僕からは、寺本圭佑さんが和歌山市内でミニコンサートを実施してくれることを嬉しく思います。昨年12月の寺本さんのコンサートに行きましたが、そこで更にファンになりました。それは「折鶴夜曲」ができたきっかけの話を聴いたからです。その曲の歌詞に込められた物語を知り、「良い歌だなぁ」と更に思うようになりました。

寺本さんが歌っているこの曲は、寺本さんを応援してくれている大阪のファンの方の実話を元にしてできた歌なのです。この歌詞に出てくる千羽鶴と日記は実話だったのです。

物語を知ることで、更にこの曲が好きになり、寺本さんを応援するようになりました。同じ歌でも、誰が歌うかによって伝わり方が違います。寺本さんから物語を聴いて、寺本さんが歌う「折鶴夜曲」は心に届く歌になりました。

今日のミニコンサートの案内をいただいたこと、能登半島地震被災地支援のチャリティにつながったことに感謝しています。